蟲

むし

「蟲」とは、字そのものは「虫」の旧字体だが、意味合いは若干異なる。

概要

本来虫というと昆虫、また広くはそれを含めた陸上生の節足動物を指すが、蟲と表記した場合「虫」に限らずネズミや爬虫類などの「下等」な動物、魚類などの「動物」以外の生物も含んだ表現になる。

しかし現在では虫の中でもムカデやイモムシなど一種の異形的なイメージを持つモノを指して用いられる。

しかし風の谷のナウシカをはじめ、フィクションでは巨大昆虫や、昆虫型モンスター全般を蟲と呼ぶことも多く、pixivでも、そのような禍々しい外見の昆虫イラスト全般にタグが付く傾向がある。

漫画『蟲師』に登場する「蟲」は作者の漆原友紀の創作による設定で描かれている。

物語中に現れる怪異は常人には見えない生命体によって起こるものとされ、生命の原生体と言われる。その種類は千差万別で、特定の名前のいないものは圧倒的に多く、全容はほとんどわかっていない。

彼ら蟲に関わって生業としているのが主人公のギンコをはじめとする蟲師である。