概略
田中芳樹原作のSF小説「銀河英雄伝説」に登場するキャラクターで、作中登場する単座式戦闘艇(現実世界の戦闘機に相当)「スパルタニアン」のエースパイロットで、一騎討ちが主流とされた空戦で3機1体となった戦法を編み出し、帝国軍を苦しめる。自身も敵機を250機以上を撃墜し、歴代撃墜王のベスト10に名を連ねている。
白兵戦にも長けており、イゼルローン攻略戦やブリュンヒルト攻防戦でその実力を見せているが、本人は地に足をついた戦いに慣らされるのは不本意と零している。最終的階級は中佐だが、本人いわく実績だけなら将官クラスとしている。
作者いわく「殺そうと思ったが、最後まで生き残った」人物の一人である(もう一人はビッテンフェルト)。
女性関係
同僚のワルター・フォン・シェーンコップとともにヤン艦隊における漁色家の双璧とされ、女性関係は派手である。特定の恋人、婚約者等は存在しない。本人いわく理想の死に方は「帝国軍の12人の美人パイロットに囲まれて撃墜されること」(ただし帝国軍に女性パイロットは存在しない)。ヤン・ウェンリーはユリアン・ミンツのスパルタニアンの師匠にポプランをつけているが、その点は真似をしてほしくないと願っていた。
女性関係については不道徳的の極みを突き進んでいたが、意外にも未成年の少女の保護者からは信頼されていて、ポプランもそれらの少女に手を出す趣味はもっていなかった。少年兵はその行動や服装を真似しており、それを見たアッテンボローは「平和な時代なら幼稚園の先生が似合う」と評していた。
なお「イゼルローンの諸星あたる」とはそんなポプランに対してつけられたファンのあだ名であり、原作の作者後書きでも紹介されている公式の通称である。
アニメ版の声優が誰であるかについては言うまでもないだろう(なお、銀英伝、うる星やつらともにアニメの制作はキティフィルムである)。ちなみに電撃攻撃鬼娘の中の人はフェザーンの黒狐の愛人役で登場しているが、残念ながらポプランとの接点はない(ポプランの名づけた飛行隊の名称の一つに酒が由来の「ラム」というのが存在する)。