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ブリュンヒルト

ぶりゅんひると

小説『銀河英雄伝説』に登場する戦艦。OVA化に伴いデザインされた純白の戦艦。

「ブリュンヒルト」は、他の銀河英雄伝説の艦船共にメディアによってデザインに差異があるが、OVA版を基準に記述する。


概要編集

帝国軍総旗艦ブリュンヒルト

銀河英雄伝説の帝国側主人公・ラインハルト・フォン・ローエングラムが乗艦する純白の戦艦である。名前の由来は言わずもがな北欧神話に登場するワルキューレの代表格である女神ブリュンヒルデである。


ラインハルトが18歳にして大将に昇進した際に時の皇帝フリードリヒ4世から下賜された新造戦艦であり、帝国軍の次世代軍艦の試作機戦艦でもある。

フリードリヒ4世から受けた恩寵のうち、「ローエングラム家」の家名を継ぐことを許されたことと「ブリュンヒルト」を与えられたことだけは素直に喜んでおり、「ミューゼル」という名を「を皇帝に売った恥ずべき名」と忌み嫌っているのに対し、ブリュンヒルトに関しては若者らしい浮かれた表情を見せている。

ラインハルトがその生涯において愛用し続けた戦艦であり、ローエングラム朝銀河帝国軍の総旗艦へと上り詰める。


従来の戦艦に比べ若干小ぶりではあるが、堅牢な防御能力と火力を誇っている。新開発素材でコーティングされた、優美で美しい流線型のボディは敵艦船からのビーム攻撃等を効果的に防ぐためのモノであり、この設計思想はその後に開発される銀河帝国艦艇に受け継がれることとなる。

ジークフリード・キルヒアイスの乗艦バルバロッサなども、この設計思想を受け継いでいる事が窺えるほか、後にブリュンヒルトから得られたデータを元に更なる改良を加えられた戦艦パーツィバルが開発されたが、ラインハルトは部下であるナイトハルト・ミュラーにそれを下賜し自身は溺愛するブリュンヒルトに終生乗艦し続けた。


銀河全土を股に掛けて活躍するラインハルトを支え続けた戦艦であり、王宮を持たぬ皇帝となったラインハルトにとっての”王宮”の役割も担った。またラインハルトは常にブリュンヒルトと共に戦場を往来していることから部下に「ブリュンヒルトが余の玉座となるであろう」と語り、動く大本営とも呼ばれた。


その特徴的なデザインから高い人気を誇っており、銀河英雄伝説という作品を象徴する存在とも言える。


関連タグ編集

銀河英雄伝説 ラインハルト・フォン・ローエングラム 銀河帝国軍艦艇 宇宙戦艦

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