ナイトハルト・ミュラー
ないとはるとみゅらー
石黒版 | Die Neue These |
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鉄壁ミュラーbyおこげ | ナイトハルト・ミュラーby山猫ダンス |
ラインハルト・フォン・ローエングラム配下の提督の一人。ラインハルト陣営の諸提督のなかでは最年少であり、「鉄壁ミュラー」の異名を取ることになる守戦の名手。
良い意味で軍人らしい規律正しく真面目な性格の持ち主であり、癖の強い他の提督達と比べると優等生然としている。もちろん野心や闘争心も持ち合わせているものの、それを抑えて目下の者や敵対者に対してもきちんと敬意を持って接する度量のある人物であり、立場を問わず好感を持たれる好人物である。
戦歴自体はそれほど多くないものの、その艦隊運用手腕は早くからラインハルトに認められており20代後半の若さで大将に昇進しており、当時の大将としては最年少である。
第8次イゼルローン要塞攻防戦においては副司令官を担当。ガイエスブルク要塞ごと艦隊を移動し、総司令官・カール・グスタフ・ケンプ大将とともに戦う。ミュラー自身はヤン・ウェンリー不在を見抜くなど知略を発揮したが、最後はヤンの知略の前に惨敗を喫し、ガイエスブルク要塞とケンプも喪い、ミュラー自身も重傷を負った。
敗北後は負傷の身を押してヤンへの復仇を誓いつつ残存兵をまとめて整然と撤退した。ラインハルトに対しても弁解せず部下への寛大な対応を望み、ラインハルトが罪を問わないことを明言すると安堵からか失神した。
雪辱を果たすべくラグナロック作戦にも参戦し、ラインハルトとヤンの直接対決と成ったバーミリオン会戦において、劣勢に陥っていたラインハルトの救援にもっとも早く駆けつけた。
ヤンとの戦いは苦戦であったものの、旗艦を3度代える事を余儀なくされてなお不退転の決意で粘り強く戦い続け、敗北の淵にあったラインハルトを幾度となく守り抜いたことから”鉄壁”の異名を得る。このとき、退艦を求めてきた旗艦の艦長がみずからは艦と運命を共にしようとしていることを悟り、シャトルに同乗するよう命じて自決を防ぐ度量の大きさを見せている。
ラインハルトの登極後、上級大将に昇進、皇帝を守る盾として獅子奮迅の働きをし、ラインハルト暗殺未遂事件で知られる惑星ウルヴァシー事件ではその体を盾にしてラインハルトを守り抜いた。右腕を撃ち抜かれるも、肩から腕を吊ったままでロイエンタール討伐に参陣していた。
帝国主力将帥の中で特にヤン艦隊との縁が何かと多いのも特徴。
バーミリオン会戦終結後、会談に訪れたヤンと面会したが、恨みを抱くことなく死力を尽くして戦った好敵手としてお互いを認め合った。
ヤン・ウェンリーがテロリズムに倒れた後には直接面会した縁から帝国代表として弔問に訪れたり、ユリアン・ミンツとも親交をもつなど帝国と同盟の橋渡しを勤めることも多かった。
ラインハルト崩御時、ユリアンに対して崩御を伝えたのもミュラーである。
攻守共にバランスのとれた用兵家だが、とりわけ守勢に回ると粘り強い戦いをすることから守戦の名将として知られる。帝国軍でも、「ミュラーが守っているならば敵の伏兵がいようとも戦線を長時間維持できる」と信頼されていた。
第8次イゼルローン要塞攻防戦では技術的にまだ未熟であったが、ヤンに惨敗したことで彼は多くのことを学び、バーミリオン会戦では粘り強い守戦で時間制限のあるヤンを苦しめた。
そのことから、ヤンをして「良将」「ミュラーを部下に持ったと言うだけでラインハルトの名は後世に残る」と言わしめた。
最初期は未熟な部分が見られたものの、帝国の主力将帥としてはビッテンフェルトと並んで成長した側面が最も描かれている人物である。
最初の旗艦はリューベックであったがバーミリオン星域会戦において轟沈し、同会戦で3回にわたって撃沈によって旗艦を変更する事になり、最終的に功績を称えたラインハルトによって下賜された最新鋭戦艦パーツィバルを旗艦にした。
元々はラインハルトの新たな戦艦として建造されたものだが、ラインハルトは旗艦ブリュンヒルトを溺愛していたため、代わりにミュラーが受け取ることになったのである。
OVAではとりわけ個性的なデザインの戦艦となっており、スペースプレーンのような形状となっている。ブリュンヒルトから得られたデータを元に更なる改良が施されており、とりわけ防御力の高さが他の戦艦に比べてぬきんでている。
もともと皇帝ラインハルトのために造られた戦艦なので当然と言えば当然の性能だが、奇しくも”鉄壁ミュラー”が駆るにふさわしい能力の戦艦となったわけである。
ミュラー曰く「乗り心地は極上」とのこと。
OVA版での余談ながら、弔問の使者としてイゼルローン要塞を訪れた際、横幅が広すぎて既存の艦艇が使う宇宙港に入らないため、他の艦とは違う場所に着艦する描写がある。
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