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概要

かつて豊臣軍に所属し、竹中半兵衛とともに「二兵衛」と称された天才軍師で(実際には半兵衛から大して相手にされてないのだが)、類い稀な知略で豊臣軍の天下統一に貢献し、北条氏政の居城である難攻不落の小田原城を無血開城させる。

しかし秀吉の死後、その陰で天下を狙い虎視眈々と時を待つも、少々あからさまに態度に出ていたのか石田三成大谷吉継に勘付かれ、九州へと飛ばされ、さらに鉱山運営の総監督として穴倉暮らしを強要されてしまう。

あらゆる時事を見通す優れた慧眼(真理を見通す観察・洞察力)をもっているものの、人並みはずれた凶運の持ち主であり、チャンスが必ず逃げていく星巡りの下に生まれてしまっている。

その不運のせいで「自分にも不運がうつる」といわれてしまい、実力と人望が伴わない人物でもある。その一方で部下たちには「官兵衛さん」と呼ばれるなど親しまれている節もある。

戦国BASARA3

自分を九州へと追いやり、手枷を嵌め苦しむ様を楽しむ大谷を恨んでおり、西軍に吸収された際にもその不仲ぶりをうかがわせる台詞が存在する。

また事あるごとに自身を扱き下ろした三成や、常に余裕綽々で物事を見ている毛利元就にも相当な恨みを抱いている。

手枷の鍵を持っている刑部にしぶしぶ従っているが、仕返しの機会を常にうかがっている。

ただこの手枷の先に付いてる鉄球は装備変更で付け替える事が出来る事から着脱可能なのかもしれない。

戦国BASARA4

戦国BASARA4にも続投が決定。今回は豊臣秀吉、竹中半兵衛も在命しているが、

前作と大筋は変わらず、謀反の疑いありと鉄球付き手枷を付けられ島流しにされている。

見抜いたのも大谷吉継である為こちらでも仕返しの機会をうかがっている。

尚刑部曰く「自分が見抜かなくても賢人(半兵衛)が見抜いていただろう」と言っており、

よっぽど野心を隠すのが下手だったようだ。

島流しをされた物の、部下達からは「官兵衛さん」と慕われており、

その人望から人足集をまとめあげ、黒田軍を作り上げる。

自らを穴蔵王と称し、なんと日ノ本全土に地下通路を巡らし天下統一を目論んでいる。

本人曰く(嘘か真かは不明だが)「北は蝦夷から南は西表まで」繋げた日本を縦断する大地下道らしく、

少なくとも戦闘時のセリフから伊達家、徳川家の庭には彼らが掘進んで来た穴が開いているそうで、

最低でも九州から奥州までは掘り進んでいるようだ。マジか…

その為土木技術に関してはかなりの物のようで、彼のステージである日ノ本穴道・如水線で聞ける

豊臣軍からの台詞は

秀吉「地下道とは如才ない事を考える」

三成「(穴道車に乗って)なんでこの技術を豊臣の為に使わなかった」

吉継「(穴道車に乗って)これだけのもを作れるなら我の神輿を作らせるか」

半兵衛「(穴道車に乗って)これは進軍が楽で良い」

と評判は良い模様。

戯画BASARA技で描かれるのは器から流れる水。史実の「如水」から来ている物だと思われる。

また4では元家臣の後藤又兵衛も登場しており、彼と再会した時には喜び合うのもつかの間であやうく彼に首をはねられそうになった。

※この真意については後藤又兵衛の記事を参照。

ちなみに本人のPVは大河ドラマ軍師官兵衛に合わせて、大河ドラマチックに作られている。

だが肝心のゲームオープニングには登場していない。

イメージ

史実上の官兵衛の「天下を狙っていた抜け目のない知略家」としての顔を全面的にクローズアップしている。ただ九州への移封は完全に島流し扱いであり、有岡城幽閉の史実も絡めて穴倉暮らしという設定。

またその不運っぷりも、関ヶ原調略の失敗や荒木氏の裏切りでの不運を元にしているようで、

史実にかなり輪をかけて不運度が上がっている。

またキリシタン大名という経歴から、ストーリーによってザビー教の信者となっていたりもする。ちなみに洗礼名は「ジョシー黒田」(「3宴」の大友宗麟のストーリーでは思い出したくない過去になっている様だ)。

間抜けさや詰めの甘さが目立って「脳筋」のイメージが強いが、概要でも記した通り土木・建設技術に優れていたり(※)極稀にだが知略を巡らせたりすることもあり、黒田軍兵士の「官兵衛さんは文武両道」という台詞からも多少は頭が良いことは伺える。

※3で角土竜を設計したり、4にてあの織田信長からも「我の城を作れ」と言わせた程である。

これらの力の使い処を間違っていたり(家康曰く「才能の無駄遣い」)、上記のどこか憎めない性格からBASARAでの『愛すべき馬鹿達』の一員でもある。

劇場版に当初登場予定だったが、制作上の都合により無しとなった。

※劇場版の上映開始日2011年6月4日の数ヶ月前には東日本大震災が起きており、官兵衛が登場するシーンが角土竜を使って地震を起こすというシーンであったため、自粛で急きょ差し替えになったという事情があるといわれている。

※このことに対する救済措置なのか、ミニBASA仕様だが劇場版『戦国BASARA-the Last Party-』のブルーレイBOXの映像特典に出演することはできた。

また、2011年に宴の発売と共に開催されたBSR48総選挙では、中間発表においてはドラマCDの出演権が与えられる(かもしれない)20位にランクインしていたにも関わらず、最終結果では19位に上がってしまい織田信長に順位と出演挑戦権を取られた。

ちなみに官兵衛を除いた10位(竹中半兵衛)、30位(まつ)、40位(最上義光)は中間発表から不動であった。その後、20位の織田さんは抽選の結果ちゃっかりドラマCDの出演権をゲットした。

ここまで来ると最早その不運さはある意味奇跡と呼んでも良いだろう。

「なぜじゃああああああああああああぁぁあああぁぁ!!」

その3年後の2014年に、めでたくアニメ第3期「戦国BASARA Judge End」に出演することが決定したが、はたしてどうなることやら…?

性格

慎重かつ大胆不敵、「『二兵衛』では竹中半兵衛よりも優れている」と自負するほどの自信家で、たとえどれほどの逆境や挫折が訪れようとも決して膝を屈しない不屈の闘志の持ち主。

ただ少々慢心しやすく、当人の思っている以上に感情が表に出やすい部分があり、策士としてはいかがなものかという性格をしている。

不運のせいで負けが込んでいることから少々怒りっぽく、我慢強い一方で感情の沸点はそんなに高くはない模様。

しかし、その我慢強さとポジティブシンキングさは目を見張るものがあり、恐らく豆腐メンタルが多いBASARAの世界では貴重な鋼メンタル&ギャグ要員の一人でもある。

※実際、彼のストーリー関係は(3も4も)ギャグが多い。

それでもずば抜けた慧眼を駆使した知略で相手を出し抜くことには長けており、ストーリーによってはその天才軍師ぶりをいかんなく発揮している。

ただのギャグキャラかと思いきや、3では九州に来るまでの境遇から疑心暗鬼になって島津緑ルートでは同盟を組んだ島津と宗茂を裏切って危うく宗茂を殺しかけたり、また大谷と毛利の指示で四国を壊滅させた時は罪悪感に押し潰されて長曽我部青ルートではその件で潔く覚悟を決めて元親と戦うなど、潔すぎて何でも自分一人で背負い込む危うさも持っている。

4では又兵衛が登場した影響もあるのか、少しだけ面倒見がいい性格になっている。

容姿

ボロボロで黄土色の袖無し陣場織を着ており、その下に防具を身につけている。

黒い長髪を後ろで一つ結びにしており、史実で顔に痣があったためか、顔が見えない髪型にデザインされている。顎には無精ひげが生えている。

普段は前髪で見えないが、目と眉は髪の毛と同じ黒色をしており、更に二股眉になっている(3の黒田官兵衛戦国ドラマ絵巻赤ルート・緑ルートの3戦目のムービーにて確認出来る)。

※このため、Pixivでのイラストは捏造と正解が入り混じっているという現象が起きている。

オフィシャルアートワークスでのラフ設定ではボールギャグ(口枷)に目隠しがされており、拘束がさらに激しかったが、採用は手枷・首輪・足枷の鎖のみとなった。

バトルスタイル

知将を自負しているが、完全に力技のごり押し一辺倒のパワータイプ。

鉄球を振り回す、鉄球にしがみつき転げまわる、凶悪なプロレス技(見た目がまんまザンギのアルティメットアトミックバスターのバックブリーカーを除いた技<ジャーマン・スープレックス⇒スクリューパイルドライバー>)で敵を地面にめり込ませる、自分の技に巻き込まれて吹き飛ぶ、など、やはり知将の片鱗はうかがえない。

キャラクターの中ではかなり足が遅いが、石田三成・大谷吉継同様に、固有奥義「災い転じて」を使用することでステージの一つ「奥州走竜戦」でUMAに乗った伊達政宗に追いつくことができる。

pixivでの扱い

・ファン間のあだ名は「クロカン

・アップロードされる作品の大半は不幸設定が存分にいかされたものとなっている

・一部カッコイイ官兵衛というものも存在する(ほぼ絶滅危惧種)

余談

現在は鉄球を付けた枷をしているが、枷が付けられる前の武器は「刀」である可能性が高い。(3モブ兵及び官兵衛の戦闘中のセリフから。)

また、穴掘りや土木・建設技術に優れているという設定は、史実で築城に優れていて大阪城の設計に携わったところからきていると思われる。

関連イラスト

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