闇マリク
やみまりく
闇マリクは、遊戯王に登場する、マリク・イシュタールの闇の人格である。声優は岩永哲哉。
人物像
「墓守の儀礼」の想像を絶する苦痛と、心の傷によって生まれたマリクの闇人格。 表人格の時と比べると、髪はかなり逆立ち、感情の起伏が激しくアニメ版では顔が病的に変貌している。
その誕生の経緯故、性格は残忍かつ極めて猟奇的である。そして、病的な程の破壊願望の持ち主であり、破壊こそが快楽であり、至福であるという歪んだ嗜好を兼ね備えている。その為、決闘においては対戦相手のライフポイントを0にする事よりも、相手に苦痛を与えつける事に喜びを感じるという、サディスティックな傾向にある。また、その性格の違いから、表人格のマリクが構築したデッキに甘さを感じ、デッキを大幅再編している。
彼は遊戯やその仲間の抹殺のみならず、現世に存在する全ての秩序と生命の完全なる破壊を望んでいる。また、闇に脅える表人格とは異なり、闇が大好きであるとの発言もしており、その言動の随所には狂気が垣間見える。その為、その精神・人格は「破綻」傾向にあると思われる。
原作では然程そうでもないのだがアニメではやたらと顔芸を披露する為、ネット等では「顔芸」の愛称で親しまれている。最近後輩ができたみたいだ。
使用デッキ
悪魔族と機械族を混合させたバーンデッキ(ロックバーン)を使用する。ライフポイントや手札をじわじわと削るえげつない効果をもったモンスターが大半を占めており、ドSな彼にふさわしいデッキといえるだろう。
が、あくまでそれは切り札であるラーの翼神竜召喚までの時間稼ぎである。ラーの翼神竜を召喚したあとは戦法をワンターンキルへと切り替える。
また、「俺のデッキのテーマは不死!相手をブっ倒すまで、何度でも神がよみがえるように構築してある」との発言からラーの翼神竜召喚の要である死者蘇生を何回でも使えるようにしているようだ。事実、闇マリクは闇遊戯戦で5回程死者蘇生を使用している。
だが彼のデッキは神のカード無しでも十分強く、その場合はバーン系効果を中心に相手を攻めてライフを削ると言うドS戦術だけで勝利する事も可能である。
主力カード
万力魔神バイサー・デス
闇マリクの拷問系カードの1枚であり、遊戯王シリーズにおいて初めて登場した戦闘では破壊されない効果を持つモンスター。
モンスター一体の頭に装着して拷問的な苦痛を与え、攻撃力0になった時に破壊する凶悪な光景を見せる。
しかも闇マリクの闇のゲームで、その激痛はプレイヤーにも伝わり、とてつもない痛みを与える脅威のサディスト的な攻めをする。
ボーガニアン
バトル・シティ決勝戦での闇遊戯戦で使用
自分のスタンバイフェイズ毎に相手にダメージを与える
リバイバルスライム
バトル・シティ決勝戦での闇遊戯戦で使用
表マリクも使用していたが、彼とはぜんぜん違う使い方を使用する
永続罠カードの『メタル・リフレクト・スライム』との融合で、鉄壁の守備力を誇る最強の壁モンスターと化す
また、アニメオリジナルで舞戦でも召喚される
レジェンド・デビル
バトルシティ準決勝の城之内戦で使用
『ギルガース』を生け贄に捧げて召喚された
自分のターンの毎に攻撃力を上げる効果を持っており、その効果を説明して真理的な罠を誘うも、『『人造人間―サイコ・ショッカー』の罠封じ効果により罠カードは破壊され、瞬殺されるのだった
地獄詩人ヘルポエマー
バトルシティ準決勝の城之内戦で使用
攻撃力2000だが『ロケット戦士』の効果で攻撃力が下がり、『漆黒の豹戦士 パンサーウォリアー』によって破壊されるが毎ターン相手の手札を1枚墓地に送るハンデスコンボを披露する
それを利用して『棺桶売り』のコンボでじわじわとダメージを与えたがそれが仇となって『人造人間―サイコ・ショッカー』の召喚につなげてしまった
ニュードリュア
バトルロイヤル戦で使用
戦闘で破壊された場合、相手モンスター1体を道連れにする効果を持つ
闇マリクはこの効果で海馬の『ブラット・ヴォルス』を破壊する
ダークジェロイド
バトルロイヤル戦で使用
攻撃力を800ポイント下げる効果の為、攻撃力2000以下のモンスターを確実に倒せる
城之内の『鉄の騎士 ギア・フリード』を選択して攻撃力を下げる