もともとは皇帝・天皇・国王等を輔弼し国政を司る高官を意味したが、現在では日本、及び各国における行政府の各部門(省庁等)の長を指す。
日本の大臣
大和時代には大臣(おおおみ)と大連(おおむらじ)が置かれ、6世紀から7世紀半ばまでは大臣は蘇我氏、大連は物部氏が独占・世襲した。
律令政治の下では太政官に太政大臣・左大臣・右大臣・内大臣が置かれ、臨時職として、天皇が幼年もしくは成人している天皇が病気をしている場合に置かれる摂政・天皇の補佐役として政務をとる関白が置かれた。
明治維新後は幾度かの改編を経て1885年に内閣制度が発足、内閣総理大臣以下各大臣が内閣を構成し行政を司るようになった。