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沖田艦の編集履歴

2014-11-14 15:02:55 バージョン

沖田艦

おきたかん

『宇宙戦艦ヤマト』および『宇宙戦艦2199』に登場した架空の宇宙戦艦。尚、オリジナルは『沖田艦』で親しまれ、リメイクでは『キリシマ』と名付けられている。 ガミラス艦隊との激戦の末、地球防衛軍(又は国連宇宙海軍)最後の1隻となってしまった。

概要

 『宇宙戦艦ヤマト』及びリメイク版『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する架空の宇宙戦艦。葉巻型の艦体をしており、艦首には4枚の安定翼と思しき翼(フィン)を十字型に配置、艦尾両舷には2枚のデルタ状の翼(フィン)を配置している。

 そして艦後部上面には、大型垂直尾翼、後部下面には小型垂直尾翼を備える。艦体の配色は赤色、白色のツートンカラーと、黄色の帯線。特に目を引くのは艦橋と砲塔が一体化した艦橋砲塔である。本艦のみが有する特異な武装(艦橋砲は後の主力戦艦にも登場するが、あくまでこちらは固定式である)。

 全ての武装においてガミラス艦に対抗できない非力な印象が強かったオリジナル版だが、リメイク版では艦首の穴を活用して追加装備した艦首の陽電子衝撃砲という設定が付け加えられた。1門のみだが、ガミラス艦に対抗しうる有力な兵装であるとされた。

 また、艦首上下のフィンは、リメイク版ではある程度折りたたんで収納できることになっており、砲撃戦での障害を減らしている。さらにオリジナル版とリメイク版では、兵装における変更の他にも、詳しい艦型の情報や兵装も付け加えられているため、よりミリタリー成分の濃い設定となった。


宇宙戦艦ヤマト

M-21741式宇宙戦艦225号(通称:沖田艦)

  • 全長、200m(又は92.5m)
  • 全幅、27.5m
  • 全高、32m
  • 基準排水量 2,800t
  • 主機 不明×1基
  • 兵装

・三連装フェーザー光線砲×4基(うち1基は艦橋砲塔)

・誘導弾発射管×8基

  • 搭載機、不明

性能

 西暦2174年制に式化された宇宙戦艦の1隻。本艦の主兵装であるフェーザー光線砲は、ガミラス艦(駆逐型デストロイヤー艦)に全く歯が立たなかった。当たっても装甲で弾かれてしまうという結果で、何をしても歯が立たなかった。

 なお、艦首の誘導発射管は劇中で全く使用されていないため、これで対抗しえたのかは不明だったが、駆逐艦ユキカゼの艦首魚雷が撃沈している成果を上げている。そのことから、沖田艦が対抗できる唯一の兵器ではないかと考えられる。

 装甲に関しては頑丈であるようで、冥王星海戦ではガミラス艦のビーム砲を数発受けていたが、帰還する最後まで遂に撃沈せずに辿りつけたほど。一撃で撃破されていく駆逐艦とは違い、曲がりなりにも戦艦である故、装甲に関してはかなり優秀だったのではないだろうか。

 航行性能の面では、ワープ機関無しで、地球から冥王星まで3日で到達できる性能を有している模様。


経歴

 西暦2199年8月21日、最後の地球防衛艦隊の旗艦として、決戦を挑むために出撃、冥王星海戦へ参加した。その際に、沖田十三を司令官として本艦に迎えている。戦艦はこの沖田艦のみで、残りはミサイル駆逐艦のみだった。

 冥王星の宙域に侵入した際、ガミラス艦隊が右舷より接近して来たために、地球艦隊も進路を変えて平航戦を挑んだ。そこで両軍は戦闘準備を整えたが、ガミラス側が降伏勧告を発した。それに対して沖田は『馬鹿め』と返信。直後に砲撃が開始される。地球艦隊が命中弾を出すものの、全て弾かれてしまうだけに終わる。逆にガミラス艦隊は次々と地球艦を葬り去っていった。

 沖田艦も奮戦したが、艦橋付近や右舷装甲への集中攻撃を受けてしまい、遂には被弾の影響でレーザー砲塔への動力が絶たれるなど、事実上の戦闘不能へと追いやられてしまった。海戦終盤まで戦闘能力は回復する事は無く、残存艦隊も駆逐艦1隻のみとなり、やむを得ず撤退を開始した。その際に古代守の駆逐艦ゆきかぜが楯となって沖田の旗艦を援護した。

 結局、冥王星海戦は地球艦隊の沖田艦を残して全滅という大敗に終わった。沖田艦はそのまま火星に立ち寄り、古代進島大介の2名を回収して地球へと帰還した。力なくドックに横たわる姿は、その力の虚しさをそのまま具現化したようなものであった。


宇宙戦艦ヤマト2199

金剛型宇宙戦艦4番艦『キリシマ』

  • 全長、202m
  • 主機、核融合推進式機関×1基
  • 兵装

・36㎝艦首陽電子衝撃砲×1門

・36㎝三連装高圧増幅光線砲×4基(うち1基は艦橋砲塔)

・ミサイル発射管(VLS)×16門(上甲板8門、艦底部8門)

・艦首魚雷発射管×8基

・対宙機銃×多数

  • 搭載機、不明

性能

 西暦2171年に進宙した金剛型宇宙戦艦の1隻であり、南部造船が設計して建造した戦艦でもある。2199年時点では、国連宇宙海軍・極東方面空間戦闘群・連合宇宙艦隊・第一艦隊の旗艦を務めている。識別番号はBBS-555。就役当時と2199年では、大分姿形が異なっているとされているが、就役当時にどのような姿をしていたのかは不明である。

 冥王星海戦に参加するまでに改装を幾度か受けている。まず艦橋砲は、後から設置されたものであり、目標の補足・照準・射撃を一元化して効率を高めるためである。次に艦首の陽電子衝撃砲や、対ビーム用複合装甲が追加されたり、対宙機銃の増設がされていった。

 攻撃性能において、本艦の主砲とミサイル兵装では歯が立たなかった(駆逐艦ユキカゼの場合は、ヤマトの為に積み込む試作魚雷の成果である)。ただし艦首先端に装備されている陽電子衝撃砲は、ガミラス艦を撃破する十分な威力を有した兵器であるが、通常の核融合炉機関では、発射するためのエネルギー確保が困難であった。

 発射するためには充填時間が必須となり、一度打つとエネルギー不足に苛まれてしまい連続使用は難しいとされている。中には無理をすると機関部が暴発してしまう場合もあるようである。その為、決戦兵器としてここぞと言うときにしか使用できない。

 防御性能においては、追加装甲の効果があったのか強固なものである。巡洋艦や駆逐艦は概ね一撃で撃沈されているが、ガミラス艦の陽電子ビーム砲(180㎜~330㎜口径)を3発受けても耐えているほど。

 航行性能においては、冥王星から火星まで約3週間程の日数を必要としている。また機動性能はそこそこ高いらしく、各制御スラスターを駆使する事で戦艦とは思えぬ機動を一部見せる事もある。


経歴

 2199年に冥王星へ向けて出撃。国連宇宙海軍第1艦隊旗艦として冥王星海戦に参加した。艦長は山南修一等宙佐で、艦隊司令官として沖田十三宙将を乗せている。戦艦は本艦のみで、後は村雨型宇宙巡洋艦9隻と磯風型突撃宇宙駆逐艦12隻であった。

 真の目的はイスカンダルからの使者を、ガミラスの妨害を避けて地球へ迎え入れる為の陽動であった。その為に残存戦力を動員して無謀とも言える戦いを挑んだのである。それは一部の者しか知らず、大半はガミラスの冥王星基地を撃滅する事だと信じていた。

 第1艦隊は冥王星宙域に差し掛かったところで、ガミラス艦隊の待ち伏せにあった。右後背から急接近し、あっという間に平航戦に持ち込まれていることから、恐らくは陽電子衝撃砲の攻撃を懸念してのことだと推測されている。

 そこからは、ガミラスの降伏勧告を蹴り飛ばしたことにより砲撃戦を展開。初弾で命中弾を出したが、虚しく装甲で弾かれてしまった。それからはガミラス艦隊の猛撃が続き、第1艦隊は次々に艦を損失。キリシマも艦尾に被弾し、続けて2発が右舷に命中。艦が衝撃で傾くなどの激しい損害もあったが、それでも孤軍奮闘して時間を稼いだ。イスカンダルの使者が何とか辿りついたのを機に作戦を終了。本艦はユキカゼの援護によって辛うじて戦線を離脱し、無事に火星へ辿りつき回収要員を収容、その後地球へ帰還している。

 ヤマトが発進した時は、その見送りとして先に宇宙へ出ており、土方竜が乗艦していた


漫画版

 漫画家ひおあきら氏による展開では、ヤマトへ迫りつつあった惑星間弾道弾を迎撃するために出撃。撃破は出来ずとも、進路の変更と時間稼ぎは出来ると目論んでいた土方だったが、ミサイルと主砲を斉射しても進路を修正されてしまったうえに、整備修理中だった事もあって一斉射で戦闘不能になってしまった。ただし、その修正分だけ時間は稼げたので、無意味ではなかった。


小説版

 小説版では、迎撃の仕方が異なる。こちらは陽電子衝撃砲を使用しているが、やはり撃破するには力及ばなかった。さらに惑星間弾道弾に舷側をぶつけられてしまい、重度のダメージを重ねている。


ワンダースワン版

 携帯ゲーム機ワンダースワン版においては、『えいゆう』という艦名が付けられている。また、非力な戦艦としていたが、条件次第ではパワーアップした『えいゆう』が演習モードで使用できる。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 沖田十三 宇宙戦艦

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