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沖田艦

おきたかん

『宇宙戦艦ヤマト』に登場した架空の宇宙戦艦の愛称。ガミラス艦隊との激戦の末、地球防衛軍最後の1隻となってしまった。リメイク版の『宇宙戦艦2199』にも登場する。
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宇宙戦艦ヤマト2199におけるものはキリシマ(宇宙戦艦ヤマト2199)を参照の事。


概要編集

  • 制式名称:M-21741式宇宙戦艦225号(通称:沖田艦)
  • 全長:200m(又は92.5m)
  • 全幅:27.5m
  • 全高:32m
  • 基準排水量:2,800t
  • 主機:不明×1基
  • 兵装

・三連装フェーザー光線砲×4基(うち1基は艦橋砲塔)

・誘導弾発射管×8基

・搭載機(詳細不明)


 『宇宙戦艦ヤマト』に登場する架空の宇宙戦艦。葉巻型の艦体をしており、艦首には4枚の安定翼と思しき翼(フィン)を十字型に配置、艦尾両舷には2枚のデルタ状の翼(フィン)を配置している。

 そして艦後部上面には、大型垂直尾翼、後部下面には小型垂直尾翼を備える。艦体の配色は赤色、白色のツートンカラーと、黄色の帯線。特に目を引くのは艦橋と砲塔が一体化した艦橋砲塔である。本艦のみが有する特異な武装(艦橋砲は後の主力戦艦にも登場するが、あくまでこちらは固定式である)。

性能編集

 西暦2174年制に式化された宇宙戦艦の1隻。本艦の主兵装であるフェーザー光線砲は、ガミラス艦(駆逐型デストロイヤー艦)に全く歯が立たなかった。当たっても装甲で弾かれてしまうという結果で、何をしても歯が立たなかった。

 なお、艦首の誘導発射管は劇中で全く使用されていないため、これで対抗しえたのかは不明だったが、駆逐艦ユキカゼの艦首魚雷が撃沈している成果を上げている。そのことから、沖田艦が対抗できる唯一の兵器ではないかと考えられる。

 装甲に関しては頑丈であるようで、冥王星海戦ではガミラス艦のビーム砲を数発受けていたが、帰還する最後まで遂に撃沈せずに辿りつけたほど。一撃で撃破されていく駆逐艦とは違い、曲がりなりにも戦艦である故、装甲に関してはかなり優秀だったのではないだろうか。

 航行性能の面では、ワープ機関無しで、地球から冥王星まで3日で到達できる性能を有している模様。


経歴編集

 西暦2199年8月21日、最後の地球防衛艦隊の旗艦として、決戦を挑むために出撃、冥王星海戦へ参加した。その際に、沖田十三を司令官として本艦に迎えている。戦艦はこの沖田艦のみで、残りはミサイル駆逐艦のみだった。

 冥王星の宙域に侵入した際、ガミラス艦隊が右舷より接近して来たために、地球艦隊も進路を変えて平航戦を挑んだ。そこで両軍は戦闘準備を整えたが、ガミラス側が降伏勧告を発した。それに対して沖田は『馬鹿め』と返信。直後に砲撃が開始される。地球艦隊が命中弾を出すものの、全て弾かれてしまうだけに終わる。逆にガミラス艦隊は次々と地球艦を葬り去っていった。

 沖田艦も奮戦したが、艦橋付近や右舷装甲への集中攻撃を受けてしまい、遂には被弾の影響でレーザー砲塔への動力が絶たれるなど、事実上の戦闘不能へと追いやられてしまった。海戦終盤まで戦闘能力は回復する事は無く、残存艦隊も駆逐艦1隻のみとなり、やむを得ず撤退を開始した。その際に古代守の駆逐艦ゆきかぜが楯となって沖田の旗艦を援護した。

 結局、冥王星海戦は地球艦隊の沖田艦を残して全滅という大敗に終わった。沖田艦はそのまま火星に立ち寄り、古代進島大介の2名を回収して地球へと帰還した。力なくドックに横たわる姿は、その力の虚しさをそのまま具現化したようなものであった。


宇宙戦艦ヤマト2199編集

詳しくはキリシマ(宇宙戦艦ヤマト2199)にて参照。


ワンダースワン版編集

 携帯ゲーム機ワンダースワン版においては、『えいゆう』という艦名が付けられている。また、非力な戦艦としていたが、条件次第ではパワーアップした『えいゆう』が演習モードで使用できる。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 沖田十三 宇宙戦艦

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