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機甲猟兵メロウリンクの編集履歴

2015-01-12 03:00:25 バージョン

機甲猟兵メロウリンク

きこうりょうへいめろうりんく

機甲猟兵メロウリンクは1988年に制作された装甲騎兵ボトムズの外伝OVA(小説版も存在)。

概要

一応ロボットアニメの筈だが、主人公は一切ロボ(AT)に乗らないという異色作でもある。

他のロボットアニメではあまり見かけない「生身の人間の肉迫攻撃でも撃破されうる」ほど脆弱なATの設定を利用した作品ともいえる。

ちなみに声優の大塚明夫のデビュー作でもある。

基本的にTV本編の登場人物は出演しないが、小説版の「ジャングル」ではウドの三人やEX-10の面々と交流するなどファンサービスが行われているほか、お遊びとして、OVA本編にはある人物にそっくりなモブキャラが登場する。


あらすじ

元メルキア軍のAT部隊から懲罰降格された機甲猟兵部隊、シュエップス小隊の一員だったメロウリンク。

味方の陽動作戦の中で部隊は壊滅し、生き残った彼に待っていたのは、彼と死んだ部隊の戦友達が「プランバンドール・スキャンダル」という敵前逃亡と物資強奪を行ったという身に覚えのない容疑での略式軍事裁判だった。

しかし、それらは陰謀で着せられた濡れ衣である事を知ったメロウリンクは脱走し自分達を陥れた将兵達への復讐の旅に出るのであった。

各地を放浪しかつての上官たちを探し出し、彼らのカスタムAT(なぜ偉い奴が最低野郎メカに乗っているのかは、現役のパイロットであったり、主人公の策で出撃せざるを得なくなったり、余興で使用していたりと様々である。因みにメロウが追うターゲットのなかには、ATに乗っていない者もいる)を生身で撃破してゆくメロウリンク。

やがて彼は、女ディーラー・ルルシーや謎のメルキア情報将校・キークと出会い、共にブランバンドール大隊や事件の裏に隠された真相に近づいてゆくが…

登場人物

メロウリンク・アリティ

ルルシー・ラモン

キーク・キャラダイン

コビニーチン

ボイル少佐

バッテンタイン中将


メカニック

スコープドッグ

ザキ基地(ドックマン)仕様やメルキア軍本星防衛軍基地仕様、フォックススペシャル等バトリング用の機体などが登場。


ライアットドッグ

コサックドッグ

カブリオレドッグ

スコープドッグライトカスタム

バウンティドッグ


ゴールデンハーフスペシャル

山賊バンデットのATの1体。上半身と右腕がスコタコ、左腕と下半身がトータス、顔のレンズは一つ目という、謎の機体。


スタンディングトータス

タートル譲りのアームパンチのほか、ゴツいグライディングホイールと、なぜか陸戦型ファッティーの銃を持った機体が登場し、クメンでゲリラ狩りを堪能した。


スタンディングタートル

上記トータスのお供として似た仕様の機体が登場。タートルだとむしろビーラーゲリラっぽい気がするが…


ダンピングビートル


陸戦型ファッティー


対ATライフル

作中でメロウリンクが使用しているライフル。全長1850㎜、重量約30㎏(パイルバンカーが約10㎏で銃本体は約20㎏とも)。17㎜×115弾を3発装填可能(外部弾倉はなく直接銃に装填するタイプ)。形式をHR-SAT(-RP47《ルパルサー》)とする資料もある。

古い兵器で、作中でも「旧式」「時代遅れ」と散々な言われようである。

というのも、威力が至近距離から直撃させればATの装甲をぶち抜ける程度なので、機動性が上昇している現行機に対して有効射程まで接近するのは自殺行為に等しいからである。

上記の通りかなりの重量が有るのだが、作中ではメロウはこれを持ったまま動き回ったり、ルルシーが膝立ち状態から射撃したりしてそれを感じさせるシーンは少ない。


パイルバンカー

対ATライフルに装着して使用するパイルバンカー(パイルバンカー単体でも使用可能)。スコープドックのアームパンチ用50㎜空砲を使用して作動する。また銃剣としても使用される。

ATに張り付くというまともでない状態に持ち込む必要があるため、宇宙で最も無意味な兵器とも呼ばれたりする。

作中、メロウリンクは復讐対象にパイルバンカーで止めを刺すことに拘っていた。


その他

チェコブ

薪にすると火持ちの良い樹木の一種で、燃やすと青白い火を発するが、刺さると幻覚作用がある棘を持つ。OVA赫奕たる異端のOPでキリコが暖を取っていたの焚き火も、実はこれ。



関連タグ

装甲騎兵ボトムズ 対物ライフル 地雷 パイルバンカー せつないぜ

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