概要
『機甲猟兵メロウリンク』に登場する女ディーラー。年齢不詳だが企画書には18~20歳とある。
前線慰問の名目で訪れていたザキ基地で、基地司令のドッグマン大尉に復讐する為に侵入したメロウリンクと出会い、追跡の兵から彼を匿う。
その後、行く先々でメロウと巡り合い、彼の手助けをしていく。
だが、ふたりには思いもよらない様な関わりがあって…
緑色の瞳に、青紫(?)色の髪をポニーテールにしている。
ディーラーになったのは父親が事故死、その後を追うように母が自殺をしてしまった為とのこと。
ディーラーらしくカードの扱いは得意な様で、特にカード投げはかなりの精度である。また、劇中で手品も披露している。
メロウリンクを最初のころは「坊や」と呼んで子ども扱いしていたが、親しくなってくると「メロウ」と愛称で呼ぶことが多くなってくる。
余談
第1話とそれ以降でキャラクターが違って描かれているが、これは第1話が原作の高橋良輔氏が考える「大人の女」であるルルシー、それ以降は監督である神田武幸氏の描きたい「年相応の」ルルシーに(神田氏曰く「監督権限で強引に」)変更したため。
好意的に解釈すれば第1話が「女ディーラー・ルルシー」、それ以降は「”素の”ルルシー」と言ったところか。
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※以下ネタバレ
ルルシー・ラモンは偽名で、本名はフルレル・C(カビア)・ヘルメシオン。
名前の通りメルキアはカビアの貴族、ヘルメシオン家の令嬢でメロウリンクの敵の一人オスカー・フォン・ヘルメシオン准将は実の叔父(父親の弟)にあたる。
両親の死もヘルメシオン家の資産を狙う准将の画策で、彼から遺産放棄するように迫られている(
ルルシーはそんな叔父を「家名も財産も奪おうとする卑劣な男」として嫌っている)。
准将のこれらの行動はすべてPS計画の為(PSに必要な大量のヂヂリウムをプランバンドール・スキャンダルで確保し、開発に必要な資金をヘルメシオン家の資産から捻出する)で、その見返りに次期執政官の地位を狙っていた。
ヘルメシオン准将の為に大切な人を失い、人生を狂わされたという意味ではメロウリンクと同じ被害者と言える。
そんな彼女だが子供のころは領地の森を遊び場にし(叔父曰く「森の木の数まで知り尽くしている」)、ある程度の年齢からは父と狩りをするなど活動的な少女だったようだ。