概要
『機甲猟兵メロウリンク』に登場する軍人であり、メルキア軍事機構戦略情報軍情報局所属。
プランバンドール・スキャンダルの謎を追っており、その一環として当時の関係者達の行方の調査と事情聴取のために各地を回っている。その過程でメロウリンクと知り合い、その後度々メロウの行く先で遭遇し情報を与えるなど協力する。
ただし彼が追っているのはあくまで事件の中で消えた「ジジリウム」の行方であって事件の真相には興味が無く、自身の無実と陥れた者達への恨みを訴えるメロウの主張には全く取り合わず冷たい対応をしている。
彼の本当の顔はバッテンタイン中将の部下で「死神」と呼ばれており、ある密命を帯びて行動している。外伝コミックで描かれた内容では歳に似合わずかなりのキレ者として頭角を表しているらしく、公に出来ない裏の仕事を卒なくこなす事でバッテンタインから信任を得ているようである。
ブロンド(或はプラチナブロンド)の髪を短く刈り込んでおり、ギルガメス軍の軍服の上から青いストールを肩に掛けている。
ヘビースモーカーで、登場する時は大抵タバコを吹かしている。
射撃の名手であり、作中ではモーゼルM712の多弾倉タイプに良く似た拳銃を使用している。
コミック『装甲騎兵ボトムズ外伝 無防備都市』では主役であり、またプレイステーション用アクションゲーム『装甲騎兵ボトムズ ライトニングスラッシュ』にも登場している。
余談になるが、大塚明夫氏がアニメの声優として初めて演じたキャラクターである(プロダクションに所属したての時に「(アニメの)オーディションが有るので受けてみないか?」と言われたので行ってみた、とのこと。また、演じるにあたって「とにかくキザにやってくれ」と注文されたという)。
大塚氏にとっても思い入れがあるようで、
・台本を渡されて、いきなり「このキャラを演じて」と言われたことに驚いた(舞台だったら役作りに1か月は練習期間がもらえるとのこと)。
・吹き替えの演技は自分でもオーバーと思えるぐらいの方が、リアリティが出ると知った(実際、キークの演技はボソボソと喋っているような箇所が結構ある)。
など、声優として得ることが多かった役であったと語っている。
なお、一番印象に残っているエピソードは第4話の「リーニングタワー」とのこと(登場人物がたった3人で話が進むことに驚いたとのこと)。