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カタフラクト(アルドノア・ゼロ)の編集履歴

2015-01-28 01:57:48 バージョン

カタフラクト(アルドノア・ゼロ)

かたふらくと

アニメ「アルドノア・ゼロ」に登場する人型機動兵器の総称。

概要

地球連合軍及び火星のヴァース帝国で運用されている人型機動兵器の総称。通称は「カット」。

火星のヴァース帝国が地球に先駆けて開発し、それに対抗する形で地球連合軍に於いても配備が進められた。


ヴァース帝国が用いるカタフラクトは主に火星騎士と呼ばれる指揮官に合わせて開発された、専用のワンオフモデルの運用が基本となっており、保有機体数は地球側と比較して少なく、またその性質上汎用性に劣る機体が多い。

しかし、火星側が独占する古代文明の超技術「アルドノア」の搭載によって実弾を無力化する特殊バリアやビーム兵器の搭載を実現しており、それによりカタフラクトに一騎当千の戦闘能力を付与している。

アルドノアの起動権限は最初に起動させたヴァース帝国初代皇帝レイレガリア・ヴァース・レイヴァースとその血族たる皇族が有しており、火星騎士達はその起動権限を皇帝から貸し与えられる形でそれを起動させている。

また、機体の大半は火星の地名を由来とする。


一方、地球連合軍には主力機として「KG-7 アレイオン」が配備されているが、主動力がガスタービンエンジンであるなど技術・性能的な面でヴァース帝国に大きく溝を開けられており、火星のカタフラクトに対して劣勢を強いられている。

ただし固有能力を除いた純粋な性能や強度の差は十分に対抗可能な範囲に収まっている場合が殆どであり、固有能力の為に汎用性や連携能力を犠牲にしている機体も多いため、地球のカタフラクトが火星のカタフラクトを打ち破る際には、固有能力の詳細をいかに看破し攻略するかが肝要となる。

また、火星・地球間の緊張状態を理由に日本の高校ではカタフラクトの操縦技術習得が必修となっている。


カタフラクトが「人型」を成している理由に関しては火星・地球双方で事情が異なり、地球側の機体が人型を成しているのは機体の駆動系として採用されている電気伸縮式特殊樹脂の存在に由来し、先史文明の遺産の数々と共に発見されたこの技術が既存の戦闘車両に使用するには効率が悪く、逆に人型兵器を安価に開発・生産出来る代物であった為である。

一方で火星のそれは火星開拓時に使用された四本腕の宙間作業用機械を兵器に転用した事が始まりとされ、正確には人型ではなく四本腕の機体が剛性の高い方の腕で地上に立っているだけであり、その性質上、火星で運用されるカタフラクトの殆どは脚部に相当する部位で物をつかむ事が可能となっている。


地球製カタフラクト

KG-6 スレイプニール

地球連合軍によって開発・運用された機体。既に一線を退いた旧式機。

詳細はスレイプニールを参照。


KG-7 アレイオン

スレイプニールの後継機にあたる地球連合軍の主力量産機。

詳細はアレイオンを参照。


火星製カタフラクト

ニロケラス

火星騎士トリルラン専用のカタフラクト。

詳細はニロケラスを参照。


アルギュレ

火星騎士ブラド専用のカタフラクト。

詳細はアルギュレを参照。


ヘラス

火星騎士フェミーアン専用のカタフラクト。

詳細はヘラスを参照。


タルシス

火星騎士クルーテオ専用機。

詳細はタルシスを参照。


ディオスクリア

火星騎士ザーツバルム専用機。

詳細はディオスクリアを参照。


ゲリュオン

北京に降下した火星軌道騎士37家門が一人ケテラテッセの専用機。

腕部に相当する部位は持たず、臀部より形成されたビームの鞭を武器とする。この鞭は単に敵を攻撃するのみならず、対象を捕縛し締め付ける事ができるなど、運用の幅が広い。


エリシウム

火星騎士のヤーコイム専用機。

半径一キロ圏内にいる物体の分子運動を継続的に奪い続け、凍結させる「エントロピーリリューサー」を有する。奪った熱量は次元の裏側へと隠されており、これを停止させると周囲は次元の裏から戻った熱量によって灼熱地獄と化す。

機体周辺に発生する超低温環境は分子運動を静止する事で発生する為、外界から切り離された閉鎖空間にも遮断される事なく伝播する。その結果、単純な寒冷地対策では殆ど軽減出来ず、範囲外からの銃撃を行っても弾頭が凍結してしまうため炸裂せず、弾丸自体も超低温に伴う超電導化してしまいマイスナー効果で弾かれてしまう。

しかしニロケラス同様にこの能力を発揮させる為に他の武装を犠牲としており、物理現象であるマイスナー効果は自らの撃った弾も狙った場所へ届ける事が出来なくなる事から射撃兵装の類は保有していない。

更に分子運動を即座に零にするのではなく一定の速度で奪い続ける能力であるため、侵入してから完全凍結までは僅かながら猶予があり、加熱する事が出来れば活動時間を延ばす事も可能となっている。

ザーツバルム城での決戦から19ヶ月が過ぎ、その激戦の傷を癒していたデューカリオンを襲撃せんと出撃するが、途中で駆け付けた伊奈帆の凍結しきる前に起爆するようセットしたグレネードランチャーを連射して進路の空間を強引に加熱し続けながら進むと言う奇策を受けて接近を許してしまい、撃墜された。


デューカリオン

火星騎士オルレインの専用機。

人型を基本とするカタフラクトという兵器にカテゴライズされているが、腕部を持たず三基の脚部を有するなど、その外観はおよそ人型とは言い難い物である。

重力操作能力を有しており、これを攻撃・防御・移動に転用する。

15年前、ヘブンズ・フォール直前に種子島に降下して種子島の駐留部隊を壊滅せしめるも、直後にヘブンズ・フォールが発生。月のハイパーゲートが時空を歪め、それが重力操作能力に干渉した結果機体は行動不能となり、その後落下して来た月の破片の直撃を受け損傷を負い、その後駆けつけた地球連合軍によって健在だった機体は鹵獲された。

鹵獲後は種子島地下基地に秘匿され、地球側のカタフラクト開発の母体とするべく解析された他、アルドノアドライブは航空戦艦「デューカリオン」の主機に転用されている。


アキダリア

外伝『TWIN GEMINI』に登場。

双子の火星騎士リビティナとリベルティナ専用の双頭の複座機。その外観は双頭の竜を思わせる。

右腕部は荷電粒子砲そのものとなっており、胸部コネクタにこれを接続する事で、軍用機すらも無力化する強力なEMPを放出する拡散放射と、山を一撃で吹き飛ばす威力を発揮する収束放射の二種の発射形態へ変形し、胸部コネクタと接続していない状態でも電磁シールドとしても機能する。

左腕部にはソルジャージャベリンと呼ばれる刺突兵装を装備しており、これを突き刺された兵器はそのコントロールをアキダリアに掌握される。

ソルジャージャベリンに支配された槍兵(ソルジャー:地球側の呼称は人形機)はパイロットであるリベルティナの脳と直接リンクする事で情報を共有し細かい行動まで指示する事が可能。

また、槍兵は本体から借り受けたソルジャージャベリンを他のカタフラクトに突き刺す事で更に槍兵を増やす事が出来る。しかし槍兵の数が増えればリベルティナの脳にかかる負担も増大していくため、そのリスクを軽減するための自動操縦モードも搭載されている。

尚、アキダリアが二つの固有能力を持つのか、単一の固有能力を二つの機能として応用しているのかは現時点では不明。


関連項目

アルドノア・ゼロ ロボット

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