概要
正式名称はKG-7アレイオン。
地球連合軍の主力機として幅広く配備されているカタフラクト。
主なパイロットは界塚ユキ、鞠戸孝一郎、網文韻子、ライエ・アリアーシュなど。
KG-6スレイプニールの後継機にあたり、機体名はスレイプニールが北欧神話の名馬からの引用だったのに対して、こちらはギリシャ神話の名馬アレイオーン(アリオン)からの引用となる。
機体色に関しても、訓練機としてリペイントされたスレイプニールとは違い、彩度を抑えた緑褐色のカラーリングが施されている。
基本構造はスレイプニールと同様であるが、スレイプニール運用で露呈した欠点(下方への被弾を想定し、機体上面に装甲を施さなかった事に起因する防御能力の低さ及び装甲配置の有用性の低さ)を補うべく、大腿部や胸部上面に装甲を施す事によって機体本体の防御能力を向上させており、それによる機体の重量増を補う目的で原動機たるガスタービンエンジンの出力の向上も行われている。
加えて、脚部安定翼は小型・簡略化した事で被弾面積を抑えているなど、スレイプニールと比較してより実戦的な機体として完成した。
採用されているOSやコックピットレイアウトはスレイプニールと共通であり、コックピットの複座化も可能。
また各種武装に加えて宇宙装備やタクティカルスーツなどのオプション装備はスレイプニールと規格が統一されている事もあり、汎用性・拡張性にも優れる。
一方で、ヴァース帝国側のカタフラクトに対しては、アルドノアの有無から戦闘能力で大きな水をあけられており、装甲の増設に伴う重量増などの観点から、同一の運用条件下での機動力に関してはスレイプニールよりも劣る為、結果として火星側陣営に対抗するには力不足感が否めない機体となってしまっている。