スレイプニール
すれいぷにーる
正式名称はKG-6スレイプニール。
地球連合軍によって開発・運用されたカタフラクト。
名称は北欧神話の主神オーディンの愛馬スレイプニルに由来する。
1999年のヴァース帝国の宣戦布告とその後起きた「ヘブンズ・フォール」によって人的資源や輸送手段が不足する中、大量の戦力を必要とした地球連合軍が、月で発見された電気伸縮式特殊樹脂に着目し、これを人間の筋肉に見立てた人型兵器として開発したのが当機である。
主なパイロットは界塚伊奈帆、網文韻子、カーム・クラフトマン、三影弥月、三影晴弥など。
構成部品や武装、オプション装備などは後継機となるアレイオンと互換性を有しており、汎用OS「ASIMOV」(Accuracy System Image Module for Optimum Velocity)の採用によって操縦方法も共通となっている。
脚部に大型の安定翼を有し、これによって安定した歩行を行う事が可能となっており、併設されたホバリング用の推進器によって低高度を飛行する事が出来る。安定翼は非常時にはシールドとしても利用されるが、損傷具合によっては歩行が困難になる為、あくまで非常手段として用いられる。また、推進器に関しては開発当初これを使う事を想定していなかった事もあり、構造が複雑化している。
胸部や大腿部の上方はインテーク類が剥き出しになっているが、これは戦車や歩兵との交戦を想定し下方からの攻撃に重点を置いた為(同時に開発当時の予算的な事情も関係している)。ただし、この装甲の配置に関しては実戦に於いて思うように有用性を発揮しなかったという事もあり、後継機であるアレイオンではインテーク部にも装甲が施されるようになった。
コックピットは胸部にあり、頭部を前方に倒す事でハッチが露出する。
火星カタフラクトとは違い全天周モニターを採用している訳でなく、各所に配置されたディスプレイにカメラ映像やデータ、レーダーなどを切り替えて表示する形式を採る。
コックピット部分はモジュール式脱出装置を備えており、機体に甚大なダメージが発生した場合はバックパックを排除し、コックピットモジュールをベイルアウトする事が可能となっている。
アレイオンの配備によって既に旧式化し、殆どの機体は兵科教練用の練習機として運用されており、装甲は訓練機を示すオレンジ色の塗装が施されている。
しかし、地球連合とヴァース帝国との間で戦端が開かれた際、界塚伊奈帆達が敵性カタフラクトニロケラスに対抗する為に三機が持ち出され、そのまま実戦で運用された。
続くアルギュレとの戦闘でその内の一機を失うものの、伊奈帆はその後もアレイオンには乗り換えず、スレイプニールを乗機として選択している(アルドノアドライブを有し強力な攻撃力を発揮する敵機の前に装甲が役に立たないのであれば少しでも機動力に勝る機体を使うのは必定であり、また伊奈帆自身が機体に慣れているという理由もある)。
武装はスレイプニール・アレイオン双方共に共通の物を使用し、75ミリハンドガン、75ミリサブマシンガン及びマシンガンのアンダーバレルに装着可能なグレネードランチャー、遠距離狙撃用120ミリライフル、格闘用ナイフなどを装備可能。
特に射撃兵装はHE弾(榴弾)・AP弾(徹甲弾)など各種弾頭を状況に応じて使い分ける事も考慮されている。
また、腕部にはワイヤーアンカーが標準装備されており、機体の固定や移動の際に活用される。
オプション装備も多彩であり、リアクティブアーマーを有するタクティカルスーツ(アップリケ付きパジャマとも呼ばれる)や空挺降下用のブースターユニット(及びそれに伴うパイロット用酸素マスク)、武器運搬用コンフォーマルパワーアシストユニット、宇宙で運用する為の宙間戦闘装備などが用意され、作戦内容によってはそれら装備を換装し、運用される。
なお、コンフォーマルパワーアシストはミサイル等の火器を増設した上で伊奈帆の手によって実戦で使用されているが、本来は最前線で使われるような装備ではなく、フルパワーで運用した場合数分で動かなくなる代物である。
宇宙装備はサテライト・ベルトでの加速・方向転換を目的とした大型アンカーとリールユニットを両肩に、スラスターユニットを脚部にそれぞれ搭載。脚部・股関節部に搭載されたパーツは基地・母艦へ着艦する為のフックとして機能する。なお、宇宙用装備の携行火器は、無重力化での姿勢制御の観点から無反動ライフルに一本化されている。
伊奈穂はスレイン・トロイヤードのタルシスに対抗する為にこの宇宙用装備にシールド、実体ブレードなどを増設した「最終決戦仕様」とも呼べる機体を運用。この仕様は積載可能な装備を限界まで積み込み、低下した分の機動力を増設したスラスター類で無理やり機動させるという物であった。
この他、揚陸艇や輸送用トレーラーなど、カタフラクト用の支援車両・船舶などが充実しているのも特徴と言える(ヴァース帝国側ではスカイキャリアがその任を担っている)。
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捏造エセファンタジー第8弾です。 とはいえ、今回のは本編を脳内生成している過程で誤って生成された読まなくてもまったく問題ない話となっております。 (1章の後半辺りがスタート地点) 本編中の伊奈帆さんの愛馬・スレイプニールが1度だけ人間の姿になれるチャンスを貰いそれを実行して領主様(マズゥールカ)を差し置いてイチャイチャする珍妙な代物になっておりますので、それをご承知の上で気が向いた方だけお付き合い頂ければと思います。 (別途、最終章でちょっとだけ匂わせるシーンがあるかも?程度のものです) 1話分考えて吐き出すのに通常より時間が掛かるので本編は近い内にまた。 仕事が忙しい季節に入ったから色々時間が足りません。 次回予定は 第6章 Niflheimr/奈落の口 第7章 ragnarok/天の浄火 地の劫火 第8章 resurrection/イグドラシルの樹の下で 最終章 lovers/アースガルズの虹 です。 いつもお読みくださりありがとうございます。 ブックマーク・評価等、いつもありがとうございます。 コメント返礼はその文末でさせて頂いております。 6/17 16:51 ちょっと修正3,642文字pixiv小説作品