曖昧さ回避
機体解説
全身の大部分を真紅に塗装されており、シャープなシルエットと相俟って濃紺に彩られたバルークルスのオクタンティスとは対となるような印象を見る者に与える。
その最大の武器は両肩・両足のコンテナに大量に搭載した遠隔無線誘導端末によるオールレンジ攻撃。全周囲から放たれるトリッキーかつ高密度な弾幕はタルシスの未来予測能力をもってしても完全に対処することは難しい。
この攻撃端末は基本的にプログラム制御で運用されるが、制御プログラムは搭乗者の癖に合わせたカスタマイズが可能。また、脳波制御の併用もできるなどミサイルと比較して応用が効く兵装となっている(同様の武装にアキダリアのソルジャージャベリン等がある)。さらに手に持ってビームライフルとして使用することもできる。
近衛兵の座を賭けて行われたスレイン・トロイヤードが乗るタルシスとの決闘の際、持ち前のオールレンジ攻撃によってスレインを苦しめた。しかし月の地形を利用したスレインの策によって攻撃端末を閉所に誘い込まれた結果、オールレンジ攻撃を無力化された事から形勢を逆転され、タルシスの格闘戦用シザースで頭部及びそこに併設されたコックピットハッチを破壊され主を喪う。
マリルシャン亡き後は彼が保有していた他の財産と同様にスレインの管轄に置かれるが、損傷箇所を修復した上でスレインの従者ハークライトの乗機として用いられた。