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ニロケラス

にろけらす

ニロケラスとは、アニメ「アルドノア・ゼロ」に登場するカタフラクトである。
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概要編集

火星騎士トリルラン専用のカタフラクトヴァース帝国のカタフラクトの中では比較的最新鋭の物に部類される機体である。

展開式の大型アームを有し、普段はこれを折りたたみマントを纏ったような外観を成す。その特徴的な外見からカーム・クラフトマンからは「ダンゴムシ」と呼ばれた。


アルドノアの作用によって機体表面に多次元変換力場と呼ばれる特殊な防御フィールドを展開する「次元バリア」を搭載し、機体はその機能(=防御力)に特化した構成となっている。

この多次元変換力場は「3次元空間に多次元への変換空間を発生させ、その力場に触れた物体は物理特性に関係なく多次元物質に変換されて3次元空間から排斥される(簡単に言えばこの世界から消滅する)」と言う物で、その防御力は都市一つを壊滅させる威力を持つ隕石爆撃をも無効化できる程。

触れたものを消滅させるその性質は敵の攻撃を防ぐ事はもちろん攻撃にも転用でき、障害物を無視して進軍するなどその運用の幅は広い。

また、次元バリアの展開範囲はある程度自由に設定でき、輸送中に連合軍の戦闘機と交戦した際には自身を輸送するスカイキャリアごとバリアに包むという芸当もこなしている。


しかし物質はおろか運動エネルギーや電波、光、音なども吸収する性質を持ちあわせており、バリア起動中は本体のセンサーやカメラを使用出来なくなる。その為、バリア起動中に外部の情報を得る為には予め射出した「鷹の目」と称されるUAV(無人航空機)に頼らなければならない。

また、次元バリアはその性質上地面と接する足裏(足裏にも貼れたら地面に沈んで行ってしまう)やUAVから情報を取得する為のアンテナなどに張る事は出来ず、当然触れれば消えてしまうので武器を装備することも、内部と外界を繋ぐ穴(=弱点)となる内蔵火器類も装備できないなど、「バリアが完成され過ぎている」が故に欠点も多い(特にアンテナ部分はその機能故に装甲は脆弱であるが、ニロケラスを兵器として運用する上で決して切り捨てる事が出来ない本機のアキレス腱であると言える)。

加えて、戦闘中は外部の情報取得を完全にUAVに依存している事から、UAVを撃墜もしくは無力化された場合はスカイキャリアなど支援機との連携によって情報を得なければならない。

なお、光も吸収する事からバリア起動直後は機体表面が暗くなる為、そこからバリアを展開していない部分が発覚しないよう、バリアの上に更にホログラムを展開し、元のカラーリングを再現している。


この次元バリアを持つアルドノアドライブは、火星でそれなりの数が発掘されており、古代火星文明ではありふれた技術であった模様。しかし、ヴァース帝国に於いては近年ようやく実用化されたばかりの技術であり、発掘された資料などの研究によってようやく力場の形状変更や能力のON/OFFの切り替えの制御が可能になったのが現状である。


界塚伊奈帆達が劇中最初に交戦した火星側カタフラクトであり、圧倒的な性能で新芦原市に侵攻し、界塚ユキらの部隊を壊滅させた。しかし負傷したユキやライエ、避難民を連れ逃げる伊奈帆一行らを追撃する最中の行動から次元バリアの特性と欠点を看破されてしまい、彼らの作戦で海に落とされたことで炙りだされたバリアの隙間に攻撃を受け、戦闘不能に追い込まれた。


関連イラスト編集

鉄壁の防御トリルランとニロケラス


関連項目編集

アルドノア・ゼロ

カタフラクト トリルラン

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