首都はキングストン。
一応英連邦王国に属する君主国であり、イギリス国王を君主とするが、首相が実質的なトップ。現首相の方針もあり近いうちイギリス連邦を抜け大統領制に移行するようである。
気候は1年中高温の常夏の国で、雨が多い。
主要産業はボーキサイトなどの鉱物。気候を活かしたブルーマウンテンなどのコーヒー栽培も有名。
かつて陸上選手は諸外国にスカウトされそちらの国籍になり活躍するケースが多かったが、現在は少年少女時代からの選抜制度を国家をあげて整備しており、ウサイン・ボルトのようにそのままジャマイカで育ち大成する選手も増えている。
かつてアフリカから奴隷として連れてこられた黒人の子孫が人口の多くを占める。アフリカの言語と英語が混ざり合った言語「パトワ」が話されているが、公用語は英語である。
失業率の高さも手伝い治安は決していいとは言えず、殺人事件発生率は世界第3位、実に日本の45倍である。また薬物の蔓延も深刻となっている。
ギャング組織も多数存在し、近年でも政府が国家非常事態宣言を出した事もある。
海が綺麗なことから国内にはモンテゴベイ等リゾート地もあり外国人も多く訪れ、レゲエやレゲエダンスの勉強などに行く日本人ミュージシャンやダンサーも多いが、犯罪被害に遭う人もまた多い。
「男は男らしく」というマッチョイズムの風潮が強い。プロテスタント・ラスタファリなどの宗教の影響もありゲイフォビアの文化がある。ゲイ・バッシングに由来する暴動やリンチ殺人もしばしば発生する。
極端なマッチョ思考な割に女性の社会進出は意外と盛んで(麻薬やアルコール依存症などの蔓延で勤労意欲に乏しい男性が多いせいもある)、現首相のポーシャ・シンプソン=ミラーは女性である。