解説
宗教上の問題が原因となって引き起こった戦争のことであり、一般には16~17世紀のヨーロッパにおいて、宗教改革後のにおけるキリスト教徒のカトリックとプロテスタントの対立から起こった一連の戦争のことを指すことが多い。
しかし、必ずしも宗教の対立のみが原因ではなく、政治的な利害も複雑にからんでいる場合もあり、深刻な争いとなった。
同国の国民同士が血を流しあった凄惨な争いの反省から、西ヨーロッパでは政治と宗教の分離が進められるようになっていった。
転じて同一分野における思想や信条の異なる者同士の対立を揶揄する言葉としても用いられ、ネットやオタク界隈では同一ジャンル内における競合コンテンツのファン同士による対立を意味することもある。