『ナンドデモ ミナソコニ オチテイクガイイ・・・・・・』
概要
ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』における2013年8月の夏季イベントの敵艦・南方棲鬼の中で最も上位の種類。最終面E-4のボス。
南方棲鬼と比べて艦砲などが重装備となっている。
また、強さも南方棲鬼と比べて格段に上がっているため、歴戦の提督でさえ撃破は困難を極めたほど。
体力は高いが装甲が紙だった南方棲戦鬼と比べ、装甲は戦艦ル級flagshipを超える120まで一気に上がり、素の火力はまだ上がるのかと言わんばかりの堂々の160(装備の火力を合わせると実際の火力は200)。耐久も350ともはやふざけたレベルであり、航空戦艦に分類されているので、開幕航空戦では艦載機まで飛ばしてくる。
だが、最大の難関はこのE-4マップ、道中の雑魚の旗艦がこれまでに相手してきた鬼・姫クラスが総登場するという殺しにかかったラインナップ。他の雑魚も全員がflaship級と相応の準備がなければクリアできないのである。
南方棲戦姫を倒すことで、戦艦大和を入手できる。なお、雑誌「Febri」2013年11月号の記事中に、南方棲戦姫のデザインは大和のデザインを踏襲している、との記述がある。
小説『一航戦出ます!』では、深海側の提督のような扱いをされていた。
通常海域への参戦
夏イベントの最終面のボス艦であった南方棲戦姫だが、その後新たに実装された通常海域である『サブ島沖海域』(通称5-3)にもボスとして登場。
5面後半のステージだけあって、このステージも圧倒的な難易度を誇る。最大の特徴としては、初めて道中の戦闘が「夜戦状態」から始まるということが挙げられるだろう。2013年秋イベントで多くの提督を悩ませた夜戦マップだが、登場自体は5-3が先であった(ただし、5面の南方海域に挑むには難関と言われる3-4、4-4の両方を事前にクリアしている必要があり、イベント開催前にここまでクリアできていた提督はほんの一握りと思われる)。
立ち位置は当然ボス旗艦……かと思いきや、なんとボス戦の護衛艦として登場。
5-3のクリア条件はボス旗艦である「輸送ワ級elite」を5回撃沈(1回撃沈ごとにゲージが20%ずつ減少)であるため、南方棲戦姫自体を撃沈する必要はないのだが、化物じみた耐久値と装甲で何度も旗艦をかばい続けてくる厄介な敵として立ちはだかる。
5-3の道中は夜戦のみであるが、ボス戦とその他行き止まりの外れマスは昼戦スタートであるため、戦艦の火力をもってしても昼戦でこいつを落とし切るのは事実上不可能に等しく、夜戦の火力をもってしても一撃で倒せるのは雪風のカットイン攻撃などごく一部の手段に限られるだろう。敵のカットイン攻撃が容赦なく襲い掛かる夜戦連戦をやっとの思いで抜けてボスに辿り着くも、こいつに攻撃が吸われて旗艦を倒せずゲージが削れない、というケースが頻発した。
更に5-4クリア時に出撃可能となるEX海域5-5のボス・空母ヲ級改flagship最終形態の護衛としても登場しており、旗艦への攻撃を寄せ付けない厄介な存在となっている。
このように通常海域での参戦は専ら旗艦の護衛役ばかりで、デビュー時との落差は広がる一方である。あなた一応夏イベのラスボスだったのですが…
しかし、その前年の秋期イベントのラスボスを務めていた「戦艦棲姫」も、2014年春季イベント『索敵機、発艦始め!』以降はボスの護衛に回されるようになり、その圧倒的な耐久力をもってして旗艦への攻撃を「吸引」し、撃破を阻んできた事から提督達の間では吸引力の落ちない掃除機になぞらえて「ダイソン」の呼び名が定着するようになった。通常海域でボスの護衛を務める南方棲戦姫は「通常海域版ダイソン」、名前の関係か南方海域にしか出てこないので「南方海域版ダイソン」と言うべき存在かもしれない。
『ワタシモ・・・ワタシモ・・・モウイチド・・・ヨミガエルノカ・・・』