ブルドーザー
ぶるどーざー
1の概要
トラクターの前面に排土板がついていて、進行方向に土砂を押し出す。黎明期のものはトラクターの足回りは車輪だったが、後に無限軌道(クローラー)になった。現在は足回りが車輪のものをホイールドーザーという。
別用途・特殊なもの
ショベルドーザー
ドーザーブレードの代わりにバケットを装備したもの。土砂を盛ったり、トラックに積み込んだりできる。
トリミングドーザー
両面が使用可能な特殊なブレードを装備したもの。前進して押し退けるだけではなく、後退時に引き寄せる事もできる。
水陸両用・水中用
陸上専用機以外に水中ないし水陸両用のものも存在する。水陸両用のものは無線操縦、水中用は潜水夫が有線操縦する。水中の土木作業を行うほか、浚渫線の入れない場所の浚渫(港や運河、河川などの底に溜まった土砂を浚って水底を深くしなおす工事)作業にも使われる。
軍用
軍用では民間用のブルドーザーを転用するほかにも装甲ブルドーザーを新規に開発する場合もあり、塹壕を(敵兵ごと)埋めて突破するのに使ったり、バリケードの破壊に用いる。また、機関銃弾から歩兵を守る盾代わりにもなる。
戦車などの軍用車両にドーザーブレードを取り付けてその代用とする場合もある。
創作物
「ファイヤーフライ」(FIRE FLY)と銘打たれた耐熱ブルドーザーが登場している。日本版での呼び名は「ジェットブルドーザー」。主に火災現場の瓦礫除去にや消火に使用され、瓦礫が纏まり過ぎていて除けない時や油田の火災消火ではドーザーブレードに開いた孔から大砲を覗かせてニトログリセリン弾を発射して爆破することにより、除去・消火する。
その耐熱性能は5話のトンプソンビルの火災崩落現場でジェットブルドーザーの作業の様子を管制室から見守っていたトンプソンビルの関係者が「凄い機械だ。普通だったら熔けてしまう」と驚くほど。
操縦は三男のバージルが担当。現場が高温なので、耐熱服を着て操縦している。
ファミコン版ではプレイヤーが操作する自機として登場するが、TV版(SF人形劇)とは異なり、原語版に準拠した「ファイヤーフライ」と呼ばれている。後に発売されるスーパーファミコン版とは違い、本作はシューティングゲームなので、除去するのは瓦礫ではなくフッドの操る兵器や生物であり、ドーザー部から弾を発射してこれらの敵を蹴散らしていく。
設定上では溶岩の上でも走れるのに、溶岩の噴火や山・壁に接触するとダメージを受ける、装軌車両なのに真横にも走る、レーザーのような火柱を放つ…など、版権物ゲームソフトならではのツッコミどころが色々あるのはご愛嬌。
メタルギアシリーズ
ファミコン版では敵のあるビル内の通路となっている部屋にいるボス敵として登場。轢かれると即死してゲームオーバーなので、轢かれるまでの間に破壊しなければならない…が、人が通る出入口しかない狭い部屋にどうやって搬入したのか謎である。
MGS4では、チャプター2で反政府軍が邸宅に突入する際に使用(上記の軍用ブルドーザー)。無論、巻き込まれれば即死である。
3の概要
パワー型のヴィランで構成された4人組「レッキングクルー」の一員。
金属製のヘルメットが特徴。
ディスク・ウォーズ:アベンジャーズにも同設定で登場。
属性はもちろんパワー。声優は高階俊嗣。
他のメンバーと共にジョエル・マーフィーに呼び出されるもあっという間に敗れてしまった。