概要
天山学園チーム「タイタン」に所属するイノセ・ジュンヤが用いるガンプラ。
「ディナイアル(denial)」とは英語で「否定」「拒絶」「克己」を意味する。
ベースとなった機体は二代目メイジン・カワグチが制作したカテドラルガンダム。二代目が倒れてから7年後、天山学園理事長が独自のコネクションを通じて調達した同機を、ジュンヤが直接手を加えた事で格闘戦に特化したディナイアルガンダムとして完成した。
カミキ・セカイのトライバーニングガンダムと対照的な灰色と濃紺を基調とした暗色のカラーリングで全身を彩られており、格闘用の機体としては大型のスカートアーマーを有しているが、それによって袴、もしくはカンフー着を身に付けた武道家を連想させる外観を成しており、トライバーニングとは別のベクトルで「格闘仕様の機体」である事が伺えるデザインにまとめられている。
ファイターであるジュンヤ自らが調整を行っている事もあり、彼の体得している次元覇王流拳法を初めとした各種武術・体術をそのままトレースする事が可能な程の完成度を誇る。またジュンヤがアシムレイトを体得し、これを奥の手とすることからもその戦闘力は高い。
アシムレイト時にはビルドバーニングガンダムと同様に全身に備えられた黒色のクリアパーツが紫に発光し、更に頭部のリアセンサーから粒子エフェクトが髪の毛のように放出され、その際の粒子放出量はトライバーニングのバーニングバーストにも比肩する。
デザインはNAOKIが担当。
トライバーニングガンダム、ビルドバーニングガンダムと同様にベースキットの無い完全オリジナルの機体となる。
武装
本機は無手による格闘技を主体にしているが、下記のカテドラルガンダムの内蔵武器も使用できる。
次元覇王流拳法
ファイターであるジュンヤが会得している拳法。
カミキ・セカイのそれと同じ技を使うが、ジュンヤがセカイの兄弟子である事もあり、技の練度はジュンヤの側に分がある。
格闘技
合気道、ボクシング、八極拳など、ジュンヤが次元覇王流拳法以外に会得した格闘技群。
「様々な格闘技を取り込み自らの技とする事で最強に近づく」という思想の下、努力の果てに会得した。
いずれも付け焼き刃ではなく、自分の技として研鑽を続けており、ジュンヤの根底にある努力家としての性格を表している。
ビームソード
手甲部のクリアパーツから発生させるビーム刃。
手首のスナップを効かせた斬撃こそ不可能だがその切れ味は鋭く、これを用いて拳撃を剣撃に昇華させる事が出来る。
アシムレイト
イノセ・ジュンヤが会得したガンプラとファイターの同化現象。発動時には全身のクリアパーツが紫色に発光し、リアセンサーから髪の毛のような粒子エフェクトが発せられる。
この粒子エフェクトはマスターガンダムのマスタークロスのように扱う事ができるなど、発想次第で様々な応用が可能。
カテドラルガンダム
二代目メイジン・カワグチが、病に冒されながらも自らの持てる技術、思想、アイデアのすべてを注ぎ込み完成させたガンプラ。
名称の「カテドラル（cathedral）」は司教座聖堂・主教座聖堂を意味する。
ディナイアルガンダムのアーキタイプとなった機体であるが、両肩、スカートアーマー、両膝パーツのデザインが異なり、背部にはストライクガンダムのストライカーパックに類するバックパック換装機構を持つ。またライフルやシールドなどを携行するなど、その仕様は改修後の姿であるディナイアルガンダムとは大きく異なる。
関連項目
ガンダムビルドファイターズトライ ガンダムビルドファイターズA
