この記事は描きかけの記事です。
キュアノエイデス・グラナティスとは、
東方九頭龍事変 第弐章「東方矛盾葎 ~ Miscellaneous Oxymoron.」に登場する4面のボスキャラのことである。
非常に頭が切れる妖怪探偵であり、今回の異変に限らず、九頭龍事変全体の真相に気付いていた。
探偵と言っても積極的に事件を解決することは無く、迷宮入りした事件の真相を自分が知る程度で済ませるといったもの。
東方矛盾葎は単体で黒幕張れるボス達が同時多発に異変を起こす話であるが、
彼女は妖怪の山でのパニックと鴉天狗による流言蜚語の異変の黒幕であり、強さはPHANTASM級以上である。
が、霊夢達に敵意はなく、相当手加減した弾幕ごっこを行う。
これは、彼女は事件の解決(?)のため、霊夢達を利用するつもりだからである。
名前 | 「キュアノエイデス・グラナティス」(きゅあのえいです・ぐらなてぃす) |
---|---|
二つ名 | 「傾国絶世の至瓏」(マダム・ワールドイズマイン) |
能力 | 「ありとあらゆるものを魅了する程度の能力」 |
種族 | 「混沌(ドラゴン)」 が一態<破滅>の眷属 |
登場 | 東方矛盾葎の4面 「包み紙と九十九神 (天狗の地下道)」 |
テーマ曲 | 「運命と思考の瓏獄 ~ Supremacy Labyrinth.」 |
スペルカード
No. | スペルカード名 | 使用場面 | スペルカード名 | 使用場面 | |
---|---|---|---|---|---|
第1符 | 輝符「リフレクトサファイア」 | 4面:Easy / Normal | 輝爆「グラナートグラナーテ」 | 4面: Hard / Lunatic | |
第2符 | 輝符「ペイルパパラチア」 | 4面:Easy / Normal | 輝射「ペイルパパラチアパパラッチ」 | 4面: Hard / Lunatic | |
第3符 | 蒼璧「ブルーガーネットスター」 | 4面:Easy / Normal | 爪壁「ブルーガーネットクロウ」 | 4面: Hard / Lunatic | |
第4符 | 蒼癰「サプレイティブインフラメイション」 | 4面:Easy / Normal | 蒼妖「カエルレウムカルブンクルス」 | 4面: Hard / Lunatic | |
最終符 | 瓏楔「サンブレイクウェッジ」 | 4面:Easy / Normal | 瓏獄「ネガティブグレートマザー」 | 4面: Hard / Lunatic |
東方矛盾葎において彼女が象徴する形容矛盾は「蒼い紅玉」。
彼女は今回の異変に限らず、九頭龍事変全体の真相を知っている人物でもあるため、先のことを見越し、
霊夢達に色々な「仕込み」を行おうとする。弾幕ごっこは一種の魔術儀式として展開されていた。
強大な力を持っていながら表立って動かなかったのは、異変の元凶に彼女の同族がいるからである。
彼女らは同族に大して強く力が出せないという弱点を持つ。
彼女は大天狗を初めとする妖怪の山の妖怪達を支配し、流言蜚語の情報工作を行った。
何でも、知識を媒介にして感染拡大をする謎の生命体から幻想郷を護ろうとして隠蔽工作を行ったらしい。
妖怪の山でのパニックは、彼女が古立木斤に起こさせたもの。
霊夢達の前には色々な「仕込み」のために自らの姿を見せたが、他の探求者には支配下の妖怪を当たらせていた。
これは、事件解決を図り妖怪の山に来た者に、程々の達成感と目先の事件解決の糸口を与えることにより、
事件の真相から探求者達を逸らすためである。
彼女は水面下で事態の収拾を図っているため、人に知られないところで幻想郷を救っていた。
ただし、使命感に燃えての行動ではなく、幻想郷のことを「荒らされると嫌なバカンス場所」程度にしか思っていない。
彼女の関心はむしろ霊夢達人間の生き足掻こうとする行いにある。いわゆる「人間の強さ」という奴。
なので幻想郷が滅んでも、「またか」と納得し、新しい別の世界を運命に用意させるだけである。
以下詳細。
名前
キュアノエイデス・グラナティス (きゅあのえいです・ぐらなてぃす / Κυανοειδες Γρανατης)
名前の由来は希語で「瑠璃色(青色)紅榴石」を意味する言葉から。
名探偵ホームズの「青い紅玉」(ブルーガーネット)が元ネタ。
彼女の探偵を連想する部分もここから来ている。
●キュアノエイデス(κυανοειδες)
古代ギリシア語で「青」または、「瑠璃色(ラピス・ラーズリー)」を意味する。
●グラナティス(γρανατης)
ギリシア語で「柘榴石(ざくろいし)」または「紅榴石(ガーネット)」を意味する。
二つ名
「傾国絶世の至瓏」(マダム・ワールドイズマイン:Madam "World is Mine")
●「傾国」
傾国美人より。
《「漢書」外戚伝の「北方に佳人有り。…一顧すれば人の城を傾け、再顧すれば人の国を傾く」から》
君主が心を奪われて国を危うくするほどの美人。絶世の美女。一顧傾城(いっこけいせい)
●「絶世」
絶世独立より。
この世で並ぶものがないほど独り優れている意で、美人やすぐれた人についての形容。
「絶世」は世の中に並ぶものなく優れていること。「独立」は他から離れて独りそびえ立っていること。
キュアノエイデスの場合は「人世を絶つ」というニュアンスを含む。
●「至瓏」
至高の瓏(ろう)。 「瓏(ろう)」は美しく澄みきっている玉。
玉や金属が触れ合って鳴る澄みきった音。玉のように美しく澄みきって明らかな様子を意味する。
●「マダム」(madam)は仏語「madame」から。
特別未婚、既婚を意識せず、おとなの女性への呼びかけにも使う。
姓などに冠しても用いるが、日本語ではほとんど用いられない。
むしろ、店の女主人の意味で「バーのマダム」「美容院のマダム」などという方が多い。
「ミセス」の場合、名詞としての用法のほか、既婚女性の姓や名に冠して用いることもあるが、
後者の用法は日本では一般的ではない。
●ワールドイズマイン(World is Mine)
2008年05月31日に投稿されたsupercellの初音ミクオリジナル曲2作目が元ネタ。
世 界 で 一 番 お ひ め さ ま 。 そんな女性のワガママを、究極的に可愛らしく描いた一曲である。
ここではキュアノエイデスの因果律操作級の魅了能力に準えている。
彼女は幻想郷を制圧出来るだけの力を持っているが、あまり能動的に動かない。
彼女は己を手に入れようとした者を破滅させる宿命を背負っているのだから。
能力
「ありとあらゆるものを魅了する程度の能力」
「魅了」能力だが、その効果範囲が天文学レベル以上である。
幸運や勝利の運命さえも惹き寄せることができる。
カーバンクルやヴィーヴル等、宝石の伝承にある「願いを叶える力」が元ネタ。
彼女の「魅了」は本来、「外なる神」やその眷属を鹵獲・支配し制御するための竜族の業である。
霊夢達の場合、龍脈の力と多重結界によって、この魅了能力に逆っていたが、「魅了」自体相当手加減されていた。
というか霊夢達が彼女の元に来た事自体が、「魅了」に惹き寄せられた現象である。
今までの異変も、彼女が鬱陶しいと感じたため、どこぞの巫女は異変解決に奔走する羽目になった。
彼女が望めば「目的地の方が彼女の元にやってくる」という無敵くさいレベルの魅了能力である。
ぶっちゃけ強力な因果律操作能力といった方がよい。
世界が彼女に傅き、彼女が望めば「エイメン(その通りに)」と運命を変化させる程のものである。
しかし、リミッターが働いているため、竜族には効きが弱い。
また、彼女も「つまらないから」と、この力をあまり平時に使いたがらない。
自身が望まずとも、彼女は強制的に歴史を(大抵は争いという形で)更新する役目を持っている。
彼女は運命を変える程の力を持っていながら、その実、誰よりも「運命の奴隷」なのである。
涼宮ハルヒみたいな無茶苦茶な世界改変も同族が干渉しなければ可能である。
この力は何気に幻想郷が外の世界から切り離された遠因にもなっている。
その万能ぶりからしばし八雲紫と縁(衝突)がある存在とも言われている。
彼女の支配下の妖怪には、龍脈の暴走のせいで封印が解かれた大妖怪が沢山いる。
この大妖怪らは、彼女に惹き寄せられ片端から調伏された者であり、東方矛盾葎異変の後に、
再封印または他の黒幕の実験材料に引き取られることになる。
種族
彼女は混沌(ドラゴン)が持つ「運命の女(ファムファタール)」の要素の権化である。
彼女は複数の宝石の付喪神が、融合した複合晶霊(フランケン・エーデールシュタイン)を依り代にしている。
カーバンクルやヴィーヴル等、UMAから地母神まで複数の霊格を持っており、広義では龍蛇神の一種とされる。
というか、彼女の本体は「破滅の運命(ドラゴン)」であり、全ての女性が内包する「蛇」でもある。
彼女のネタの多くは宝石がらみのことで構成されているが、これは宝石に纏わる破滅の歴史から来ている。
あまりにも多くの神魔を取り込んでいるため、非常に混沌とした存在になっている。
彼女の本体は「名」も「個」も持たず、森羅万象に遍く牙を剥く、不可避の「破滅の宿命(ドラゴン)」そのものである。
女性の姿をしているのはあくまでも「兆(きざし)」であり、水面に映る月影のようなものである。
本体は次元を超えて遍在している。
つまり、彼女は全ての雌・女性の分神であり、少なくともあらゆる世界の雌がいなくならない限り不滅である。
彼女は様々な容(かたち)をとって古来より数々の英雄や神や世界を滅ぼしてきた最凶の【女(まもの)】であり、
【竜殺し殺し】の顕現体の一態である。
男・雄や神や英雄はその強さに限らず(むしろ強ければ強いほど、限界を超えれば超えるほど)、自然に滅される。
でも英雄や神に強くても、竜には弱かったりする。
弱点
職業
容貌
性格
対人態度
スペルカード
輝符「リフレクトサファイア」
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輝爆「グラナートグラナーテ」
輝符「ペイルパパラチア」
輝射「ペイルパパラチアパパラッチ」
蒼璧「ブルーガーネットスター」
爪壁「ブルーガーネットクロウ」
蒼癰「サプレイティブインフラメイション」
蒼妖「カエルレウムカルブンクルス」
ラストスペル
戦闘中のボスのスペルカードを全てノーボム・ノーミスで凌ぐと発動するスペルカード。
瓏楔「サンブレイクウェッジ」
瓏獄「ネガティブグレートマザー」
没スペルカード
瀧壁「ブルーガーネットブルガトリウム」
蒼妖「ブルーヴィーヴル」
寵瓏「天日矛の赤玉」
魔瓏「ファムファタール」
テーマ曲
運命と思考の瓏獄 ~ Supremacy Labyrinth.
登場
内包霊格
関連人物
キュアノエイデス・グラナティスの魅了能力は非常に強力であり、
少なくとも「女」「鳥」「収集者」の因子を持つ者は、(竜族を除き)彼女の支配に抗うことはできない。
なので射命丸文ら鴉天狗達は真っ先に彼女に篭絡され支配下に落ちた。
関連タグ
[東方矛盾葎]]
Stage01:尸忌尸
Stage02:エノテラ
Stage03:荊棘荊棘
Stage04:古立木斤
Stage04:キュアノエイデス・グラナティス
Stage05:光軽巳重
Stage06:鎮部葎
StageEX:鋒務
StageEX:楯遁