このゲームは正式名称を『シルヴィアーナ -愛いっぱいの冒険者-』という。
ゲームの形式としてはアクションRPGであり、ファミリーコンピュータディスクシステムにて1988年8月10日に発売され、ディスクシステムの書き換えにも対応していた。
また、残念な出来であったらしいグラフィックおよびサウンド(FM音源対応!)を強化した移植がユーザーから求められたため、1989年9月15日にMSX2に移植しフロッピーディスクにて発売された(この移植では先にあげた二つの点が強化されたほか、オープニングのグラフィックも追加されたりしている)。
これらのゲームの開発及び発売はパック・イン・ビデオ(当時)であった。
なお、このゲームの続編の話もあったとされるが、実際には開発されることはなかったとされる。
ストーリー
シルヴィアーナは町外れの丘の家に住む、明るく元気な女の子。
彼女は小さい時に父を亡くし、母親と二人で助け合いながら幸せに暮らしていた。
ところがある日母親が原因不明の病気にかかってしまい、必死の看病も虚しく容態は悪くなる一方。
そんなある日のこと、どんな病気も治せる薬を作る事が出来る人がいると耳にする。
こうしてシルヴィアーナは母親の為、旅に出ることを決意した。
(※ゲーム内より抜粋)
関連動画
ファミコン(ディスクシステム)版
MSX2版
そのほか
- このゲームを発売したパック・イン・ビデオは、もとはビクターの子会社であり、映像作品の流通等も行っていた。映像作品部門はビクターインタラクティブソフトウェアを経て、JVCケンウッド・クリエイティブメディアとなっている。ビデオゲーム部門は、マーベラスインタラクティブに買収され、マーベラスAQL(現在はマーベラス)のコンシューマ事業部となっている。
- イラスト等は移植であるMSX2を準拠している場合が存在する。
- 1991年にイーストテクノロジー(STGのギガンデスや落ちものパズルのバルーンブラザーズが有名)より発表されれたアーケードゲームセルフィーナ(ジャンルはアクション)は、当作品との類似性が指摘されているが、これは企画者が同一であるためという話である。
- 「小さな世界のイース」とか「たいそうな目的のないハイドライド」とか「ゼルダの伝説になりそこなったゲーム」というのは非常に失礼ですのでやめてあげてください。