日本の作家…志望だったがこちらは大成せず、漫画原作者として名高い。
1960~70年代に、日本の漫画文化に多大な影響を及ぼした傑作を多数残している。
外観ともにコワモテの人物であり、粗暴な面がよく言われるがこれは様々な要因が積み重なってきた事による性格だったと見られる。マス大山こと大山倍達との義兄弟的仲とその後の確執や自らの粗暴な性格がアダとなった事による逮捕で一度は全ての作品含めて評価がドン底に落ちていたが、死後に再評価される気運が高まり現在に至るなどエピソードはこの他にも多数あり。
ちなみに、あの赤塚不二夫との交流もあり、自分には書けないギャグを描けるギャグ漫画家には一定の敬意があったといわれる。また、タモリも数回対面した事があるらしい。
多作で知られるが、特に著名な作品としてあしたのジョー、巨人の星、侍ジャイアンツ、タイガーマスク、空手バカ一代、愛と誠など。
主に乗り越えるべき父親的存在、破滅に向かおうとも道の頂点を目指す男の生き様、実らない悲恋等が作風として多く見られる。
漫画界に悲劇性を持ち込んだ存在としては手塚治虫も居るが、より悲劇的に、よりシリアスに描かれた世界は、当時の少年のみならず大人にも大きな影響を与え、劇画ブームの担い手となった。