機体データ
形式番号 | AMA-X7 |
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全高 | 31.8m(陸上戦闘形態) |
全長 | 77.8m(水中巡航形態) |
重量 | 196.8t |
武装 | 大型メガ粒子砲、リフレクター・ビット |
開発 | ガーベイ・エンタープライズ社(小説) / ジオン残党軍(アニメ) |
概要
水陸両用の大型試作モビルアーマー。電磁流体誘導推進ユニット(MHD)やミノフスキー・クラフト・エンジンを内蔵しており、潜航時には水の抵抗を大幅に軽減し、静粛にして驚異的な機動力を誇る。機体は少人数のパイロットで運用が可能となっている。また、機体にはサイコフレームが内蔵されており、一般のパイロットでもある程度のNT武装が使用可能である。
頭部には収納式の大型メガ粒子砲、機体肩部には複数の拡散ビーム砲を装備。拡散ビーム砲のビームをリフレクタービットで偏向することにより、擬似的なオールレンジ攻撃も可能とする。さらにミノフスキー・クラフトの大出力の恩恵によってIフィールドも形成可能であり、防御面においても優れた性能を有する。
しかし、サイコフレームなどの最新技術の導入による生産コストの高騰は著しく、一説ではシャンブロ1機の製造コストは当時の太陽光発電所3基分の建設費に匹敵するとも言われている。
また、小説版とアニメ版とでは設定に違いがみられる。
小説版ではガーベイ・エンタープライズ社が開発し、コクピットも複座式で、マハディ・ガーベイやロニ・ガーベイ、彼女の兄達ら4人での運用がなされた。
アニメ版では、ジオン残党軍が6年をかけて開発したことになっており、コクピットもロニ・ガーベイのみの単座式(メインシートの前面にパイロットのメディカルチェック用サブシートはあるが、機体制御、火器管制、サイコミュ制御は全てロニが担当する)であるなど登場背景が異なる。
劇中での活躍
原作小説
ユニコーンガンダムのラプラス・プログラムの封印を解く為にダカールを攻撃するが、私怨に取り憑かれているマハディは地球連邦政府を壊滅させようと無関係な民間人まで巻き込んだ殺戮を始め、止めに入ったバナージのユニコーンやリディのデルタプラスと交戦状態になるが、マハディが自分に反発するロニに逆上して射殺した事がきっかけでリフレクタービットによる防御力を失い、直後にバナージとリディの連携による一点突破で撃破されて沈黙した。
また、バナージはこの機体にロニが乗っている事を知らなかった。
OVA
ガランシェール地上降下の陽動の為にダカールを襲撃。
続くトリントン基地襲撃でサイコミュが暴走。民間人を巻き込み攻撃を仕掛けるが、バナージの説得により攻撃が停止。しかし、ロニがヨンム・カークスの死を感知した事で再度暴走を起こし、最後はリディのデルタプラスが引き金を引けないバナージのユニコーンからビームマグナムを奪い取ってコクピットを撃ち抜き、沈黙させた。
その後、残骸はデルタプラスと交戦したバンシィによって破壊されている。
外部出演
Gジェネレーションシリーズ
『オーバーワールド』から参戦。OVA仕様となっている。
原作では水中戦闘形態と水中巡航形態にも変形できるのだが、変形機構は無く陸上戦闘形態のみのままになっている。
VS.シリーズ
『EXVSFB』から参戦。こちらもOVA仕様。出現場所はD-7。
機体の特性上動きが鈍く、ブーストダッシュ、ステップ、ジャンプは出来ない。原作同様リフレクタービットによるオールレンジ攻撃や、頭部からの大型メガ粒子砲、クローによる格闘攻撃を仕掛けてくる。
一見、ここまで聞けば倒しやすい敵と思えるが、実は機体の前面にリフレクタービットでシールドを展開しており、シャンブロの前面に対する全ての射撃武器を無効にする。シャンブロがビットやメガ粒子砲を使用する際にそのシールドが解除される。その際に攻撃を仕掛けるか、格闘を仕掛けるか、格闘属性のアシストを呼び出すか、無防備な後に回り込んで攻撃を当てなければならない。
続編のEXVSMBではA-5EXに出現。こちらはルーチンが大人しめになっている他、時折シールドを解除する事も(この技はFBの頃から存在しているが、強めのルーチンだったため披露しなかった)。
ガンダムブレイカー
ミッションNo.10「赤い亡霊」にてボスとして登場。
空母の甲板上で戦闘が展開され、耐久値をある程度減らすと行動パターンが変化する。
エンディング後には青い装甲の強化版が登場。こちらは性能が大幅に強化されており、取り巻きを連れてくる為、苦戦は必至となる。