COMMUNIO SANCTRUM
概要
ヒエロニムスとは、ブルーアーカイブのストーリー及び不定期開催コンテンツの総力戦・大決戦に登場するエネミー。
トリニティの地下に封印されていた太古の教義を元に、ゲマトリアのマエストロが製造した人工の天使にして、神性の怪物。
聖徒の交わり(Communio Sanctrum)の最初の成功例で、ヒエロニムスの後続としてグレゴリオが存在する。
(失敗作のアンブロジウスを含めると3体)
外見は顔が無く、司祭服のような服装でフードを被った異形。
頭にはヘイローのような輪っか、背部にはこれまた豪華な装飾がある。
腕は4本あり、そのうち2本は装飾の施された杖を持ち、残りの2本は手を組んで祈っている。
Insane以上では見た目が変わり、白を基調とした所々に赤が混じった見た目になる。
前口上では、マエストロが担当する。
マエストロの話では、「崇高」が形成する「神秘」と「恐怖」のうち、ゲマトリアは「神秘」を手にしようとしたのだが失敗。(近づくことができたのは「恐怖」だったが、それも複製(ミメシス)されたものに過ぎなかったという)
そこで別のアプローチとして「崇高」とは違うものの、そこに秘められた「神秘」と「恐怖」にまた別の意味で似ている部分のある、トリニティの地下に封印された太古の教義に目を向けた。
そしてそれは成功し、遂に教義は受肉した。
それが、ヒエロニムスである。
ストーリーでの活躍
ストーリーでは、「エデン条約編」第3章24話にて登場する。
マエストロが「彼(彼女)であれば自分の「崇高」を理解してくれるに違いない」と自身の最高傑作であるヒエロニムスを不完全な状態ながらも起動。
先生はそれに対して「大人のカード」で対抗、見事退ける。
(なおマエストロは、不完全な物を出してしまい恥じ入るばかリと自戒しつつも、先生とそのカードが持つ力を目の当たりにし、ひとり狂喜していた)
…とまあ上記のことを書いたが、このストーリー中に戦うヒエロニムスは初心者先生にとっての鬼門の1つである。
この戦闘では固定パーティーではなく、「大人のカード」を用いてプレイヤーの要する手持ちユニットを編成するのだが、これが厄介。
ブルアカを始めてすぐにストーリーのみを消化し、必要なキャラが少なかったり育成が滞っていたりしている初心者先生たちにとっては実質的な詰みポイントになる。
ヒエロニムス自体は不完全状態なこともあり、総力戦時よりは攻撃は手ぬるいが、問題は倒しても定期的に4〜5体がリポップする上に、やたらと攻撃が痛い取り巻きのユスティナ信徒である。キャラ育成が足りていないとタコ殴りにされていつの間にか全滅…なんてこともある。
現在は緩和され、レベル40台前後でまともに攻略できるようになった。
(ヒエロニムスのHPが40万→28万に、ユスティナ信徒の攻撃力も緩和)
ヒエロニムス(色彩)
メインストーリーFinal「あまねく奇跡の始発点編」では、色彩がゲマトリアから奪った秘儀を使って色彩化した状態で「虚妄のサンクトゥムタワー」の守護者として抜擢される。
ストーリーでは、守護者としてトリニティの「カタコンベ内バシリカ」で救護騎士団やシスターフッド、アリウススクワッドとの面々と対峙する。
本来のヒエロニムスの防御タイプは軽装備なのだが、色彩化したことにより重装甲へと変化。
普段とは違うタイプで多くの先生たちを苦しめることになる…
…と思いきや、詳細な情報はF.SCT攻略戦の記事へ。
総力戦・大決戦
2021年5月27日(木)から総力戦のボスとして実装。
その後のアップデートで大決戦のボスとしても実装された。
難易度Insane以下は防御タイプが軽装備で攻撃タイプはノーマルだが、Insane以上になると攻撃タイプが爆発に変化する。
・各EXスキル
スキル名 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
ダマススの招請 | 円形範囲内の敵に対してダメージ(敵の残りHPが少ないほどダメージが増加) | |
ウルガータ | 敵1人に対して呪い状態を付与し、10秒後に円形範囲内を爆破 | 呪い状態は持続ダメージ,呪い状態を受けた敵のHPが100%もしくは100%に回復した場合は解除される,さらに呪い状態の敵の回復率を3000増加 |
獅子の救済 | 円形範囲内の敵に対してダメージ | |
砂漠の苦痛 | 10秒毎に全ての敵に対してダメージ(ATGの値がMAXの場合、全ての敵に対して、敵の最大HPの1000%分のダメージ) | Insaneからは10秒毎のダメージが増加,ATGの値がMAXの場合、全ての敵に対して不死身状態を付与,被回復率を2000増加 |
・各パッシブスキル
スキル名 | 概要 | 備考 |
---|---|---|
聖なる光(聖遺物) | 聖遺物のHPを100%まで回復させると効果が発動 | 緑の場合、ヒエロニムスの被ダメージ量が増加(最大5回),赤の場合、ヒエロニムスのスキル発動を妨害し、妨害に成功すると味方のコスト回復力が増加(Insaneからは無くなる) |
不浄なる光(聖遺物) | 聖遺物のHPを0%にすると効果を発動 | EXスキルでしか破壊不可の紫色の聖遺物,破壊するとストライカーとスペシャルの攻撃力が増加(Tormentからは与えるダメージ量も増加)する代わりに、被回復率が減少+ヒエロニムスの防御力を下げる,さらに呪い状態の味方の被回復率を4000増加 |
苦行を経た悟り | 防御貫通値を750増加 | Tormentから追加 |
・戦闘BGM
Library of Omen
作・編曲者はKRUT氏
荘厳でありながら、どこか恐ろしさも感じさせる曲でヒエロニムスの雰囲気とマッチしている。
余談
元ネタのヒエロニムスは、史実では疑いなく以降の西洋文明に最も大きな影響を与えた聖人・神学者・翻訳家の一人なのだが、ブルアカの世界では(マエストロの口ぶりから)「福者」(キリスト教では聖人に次ぐ地位)の地位に昇ったものの、ついには「聖人」としては扱われなかった模様。
なぜブルアカの世界では聖人に昇れず、その教義が封印されているのかは不明。
EXスキルにあるウルガータ(ウルガタ)とは、カトリック教会の標準ラテン語訳聖書のことで、ヒエロニムスによる翻訳とされている。
他のEXスキルにも様々な元ネタがあると思われるので、気になる人は調べてみるのも良いのではないだろうか?
総力戦では聖遺物を回復させると、サムズアップのマークが出るのでネタにされている。
また、名前がヒエロニムスなので、"非"エロニムスとネタにされることも。
(コレはドエロニムス↓)