概要
正式タイトルは『帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズ VS 動物戦隊ゴーバスターズ』
本作は特命戦隊ゴーバスターズ本編における44話『聖夜・使命果たすとき』と45話『謹賀新年、小さな強敵再び』の間に起きたエピソードであり、タイトルに「帰ってきた」と銘打たれているが、ゴーバスターズのアフターストーリーという訳ではない。
非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛における公認戦隊の惨状を公認でやってしまったかのような作風が特徴。
本作に登場する動物戦隊ゴーバスターズは、13年前のメサイアの暴走が起きなかったパラレルワールドにおけるゴーバスターズであり、キカイ帝国メカリアスに対抗すべく結成された組織である。
あらすじ
新西暦2012年の大晦日の町に突如、謎の敵・大魔王アザゼルが出現。
アザゼルに立ち向かうゴーバスターズだったが、アザゼルの余りの強さの前にバスターマシンは大破し、ヒロムたちも全員戦死。ゴーバスターズは全滅してしまう。
だが、「新西暦2012年100万人目の死者」となったチダ・ニックは、神様からどんな願いも叶えてもらえる権利を手に入れる。
ニックはその権利を行使して「13年前のメサイア暴走事件が起きていない世界」を願い、神様の手によってその世界は現実のものとなった。
ニックは元の世界とのギャップに戸惑いながらも、ヒロムたちが平和に暮らす世界に喜びを抱いていた。しかしそんなとき、現れたのはヴァグラスとは異なる悪の組織「キカイ帝国メカリアス」と、メカリアスと戦うため結成された「もう1つのゴーバスターズ」、その名も動物戦隊ゴーバスターズであった。
登場人物
主人公
元の世界の記憶を持ちつつ、もう一つの世界にやってきた。
動物戦隊ゴーバスターズ
初期メンバー
- 桜田ヒロム/レッドチーター
鶏は平気だが、ゴキブリが苦手。家族と共に暮らし、現在は教育実習生。
キャッチフレーズ:「大地のハンター」
- 岩崎リュウジ/ブルーゴリラ
熱血漢の体育教師。冷え症で、体中にカイロを貼ってる。
キャッチフレーズ:「林のウォーリア」
- 宇佐見ヨーコ/イエローラビット
成績優秀な女子高生。ダイエット中の為お菓子を控えてる。
キャッチフレーズ:「野原のジャンパー」
- 陣マサト/ゴールドビートル
13年前の事件が起きてないため、この世界ではしっかり生きてて40歳。加齢臭が漂ってる。
キャッチフレーズ:「樹木のリーダー」
- ビート・J・スタッグ/シルバースタッグ
ニックと同じく元の世界から来たが、ちゃっかりと動物戦隊に加入している。
キャッチフレーズ:「樹液のドランカー」
追加戦士
- 道明寺アツシ/グリーンヒポポタマス
突如現れた6人目の動物戦隊。
キャッチフレーズ:「湿地のスイマー」
- 桜田リカ/ピンクキャット
7人目の動物戦隊。戦闘服はピンクバスターのものを流用。
当初は敵か味方か不明だったが、アツシが抜けた後に動物戦隊の一員として戦った。
- 黒木タケシ/ブラックピューマ
ヒロム達の上司に当たる教頭であり、ゴーバスターズの司令官。
キャッチフレーズ:「夜中のウォーカー」
ゴーバスターズの協力者
もう一つの世界側のロイド。始めは単なる作業用ロイドとして動いていたが、動物ディスクを入れられることで特命戦隊の世界同様の人格を持つ。
ヒロムと同じく教育実習生。しかしその実態は、黒木司令の下で動く動物戦隊のオペレーター。
キカイ帝国メカリアス
- キカイ女帝トランジー・スター
メカリアスの女帝。人間や動物を機械化し奴隷にしようと企む。
- メンテローダー
メカリアスの怪人の一人。スパナロイドに似ているが、腕がニードロイドのものになっている。
他の戦隊ものにおける巨大化担当で、倒された他のメカリアスの怪人達に「びっくりオイル」を注入することで再生させ、巨大化させる。
その他の重要人物
- 神様
ニックを西暦2013年100万人目の死者として迎えた者。全体的に結構軽い。
エンターに似ていて、ニックにも指摘されたが「違う」とハッキリ答えてる。
- 大魔王アザゼル
西暦2013年12月30日に現れた謎の敵。圧倒的な力でゴーバースターズを倒してしまう。
余談
道明寺アツシ/グリーンヒポポタマス役はウサダ・レタス役の鈴木達央本人が演じている。