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朴槿恵の編集履歴2015/06/08 18:20:24 版
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概要

1952年生。韓国の第5代~第9代大統領朴正煕(パク・チョンヒ)の長女。母である陸英修がテロに巻き込まれて死亡したあと、朴正煕のファーストレディー代行を務めたが、その父も暗殺されてしまうという悲劇的な運命に見舞われている。本人も政界入り後、男にカッターナイフで切り付けられて大怪我をしたことがある。

財団活動などをへて1998年に政界入りし、ハンナラ党の要職を歴任、セヌリ党と改称したハンナラ党の非常対策委員長となり、2012年の大統領選挙で当選、韓国初の女性大統領となった。

父の朴正煕大統領は岸信介首相(安倍晋三首相の祖父に当たる)と親密な親日家であり、日韓国交回復を行い韓国の経済発展を実現したことで知られていたため、就任時には前任の李明博(イ・ミョンバク)政権下で冷え込んだ日韓関係の立直しが期待された。しかし、就任直後から竹島問題、従軍慰安婦問題などの歴史問題に関して強硬な姿勢をとり、その期待は裏切られている。

語学に堪能で英語フランス語でしばしば演説しているほか、中国語もマスターしており、スペイン語日本語もある程度できると言われる。親中派として知られているほか、フランスやロシアとの関係強化にも積極的である。

米中露と連携しての反日姿勢、積極的な外交戦略、北朝鮮統一に向けた動きの進展といった強硬な保守的政治姿勢から、保守派からは「ジャンヌ・ダルク」「サッチャー」などに喩えられて人気を集める一方、進歩派からはベトナム戦争への肯定的態度などの歴史問題、マスコミへの政治介入などの権威主義・独裁的政治手法が非常に嫌われている。

韓国における進歩派の退潮と保守回帰(右傾化)により、支持率は5~6割にも達する高さであったが、失業率の増加などの経済政策の失態から、ソウルでは大規模なストライキやデモも頻発し、韓国人の間でも極端に評価が二分される政治家である。

また2014年の韓国フェリー転覆事故では政府や関係筋の初動対応のミスから支持率が急落し、丁度アメリカとの首脳会談目前の時期であったことからさらに困難な舵取りを迫られている。さらに翌2015年にもMERSの感染拡大や側近の辞任など次々と難問が降り掛かって来ており、以前からの懸案である失業率や平昌オリンピックの準備遅延などの問題にも有効な手を打てないままでいる。

2014年秋には自身を批判する落書きを書いた者を強行的に捜査させ個人情報を出させる、自身を批判した産経新聞前ソウル支局長を「名誉毀損」として出国を禁止して在宅起訴をさせるなど、父の朴正煕を彷彿とさせるような、強権発動をほしいままに行う独裁的な政治手法への傾斜をより露骨に示すようになっている。

上記のような強硬保守・極右的な姿勢から、かねてから朴政権を激しく批判してきた進歩派のみならず、保守層からも反発を招く事態となっている。

還暦を越した現在でも独身を貫いている。

関連動画

アメリカの経済学者ロバート・J・シャピロ氏の朴槿恵大統領への助言(字幕付き)

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