概要
ティッピーとは、ご注文はうさぎですか?に登場するうさぎ。
アニメでの声優は清川元夢。
(うさぎだが)人物像
喫茶店「ラビットハウス」にいるもふもふしたアンゴラウサギ。普段はチノの頭に乗っている。
ダンディーな声で人語を話すが、チノの腹話術であるという事にされている。なぜかチノの祖父のような言動をして、ほかの喫茶店の記事が雑誌で組まれていると凄い顔をしたり、チノの父(祖父から見ると息子)に言い争いをしたり(特にアニメの次回予告パート)、千夜の祖母が健在の甘兎庵にライバル意識を燃やしたりする。
実はティッピーが「ラビットハウス」のオーナーでチノの祖父であり、何故か、亡くなった後に人格が、元々飼いうさぎであったティッピーに乗り移ってしまったようである。
祖父の生前(?)の姿は作中で度々描かれているが、いずれも後ろ姿だったり見切れていたりと、顔つきがはっきり描写されたことは今のところない。青山さんによれば『白いお髭が素敵な根は優しいお爺様』とのこと。
ちなみに、身体はメスである。女体化ではない、はず。
ご注文はうさぎですか?
かなり年を取ってから、借金までして建てた喫茶店「ラビットハウス」のマスターになる。しかし経営はなかなか軌道に乗らず、借金の返済もはかどらず、「いっそうさぎになりてぇ」と散々ぼやいていた。学生時代にラビットハウスに通っていた青山さんのヒット作「うさぎになったバリスタ」は、そこから構想されている。
その頃、よそから木組みの街に来た幼い少女に、「いっそ、うさぎになれたらどんなに楽か……」というぼやきを聞かれて、「おじいちゃんのごちゅうもん」がかなうようにおまじないをするという少女に相手をしてやった。
……「うさぎになったバリスタ」によると、「主人公の息子がジャズをやって喫茶店の経営難を救った」という事であり、チノによると現実にも同じような事があったらしい。隠れ家的な店を目指していたというマスターの方針は、経営者的な手腕を伴っていなかったようである。
そして、少女のおまじないは、予期しなかったであろう方法でかなってしまった。