概要
<正史>においては諸葛亮からその才能を期待された人物で、関羽の後を継ぎ馬良の後任として20歳で侍中・中監軍になるが数年後に死んだ…と僅かばかりしか記述されていない人物であった。
<演義>においては関羽が孫権軍によって非業の死を遂げ、劉備が復讐の兵を挙げる際に亡き父の無念を晴らすべく戦列に加わる。
先陣争いをした張飛の子である張苞と義兄弟になった。そして呉の李異・周平を斬るなど二人揃って目覚ましい活躍をして、終には関羽を捕らえた潘璋を討って父の形見である青龍偃月刀を奪い返すこととなった。
後に諸葛亮の北伐に参加し活躍するが、第5次北伐の直前に病死。
以上のように父・関羽亡き後の蜀陣営に彗星の如く現れて父親と違わぬほどの活躍をして、
関羽が抜けた穴を埋める役という設定が付加された。
また正史では関平は血の繋がった兄弟であるが演義においては関平は養子となっており、
その上で後の民間伝承などでは他にも弟に関索・妹に関銀屏がいることとなっている。
創作物における関興
基本的に、父親並みか一回り抑えた武勇が設定されることが多い。それでも並みの武将以上の強さではある。
『真・三國無双』シリーズ
CV:島崎信長
『真・三國無双7』からプレアブルキャラとして参戦。
幼い頃より評判が良く、諸葛亮にも将来を嘱望されてきた。
口数が少なく、一人考えにふけることが多いが何でも器用にこなす天才肌。
若いながら武芸に長け、北伐では張苞と共に活躍する。
父の形見である青龍偃月刀を用い、熱を帯びた竜巻で周囲を吹き飛ばすロマン技めいた無双乱舞を持つが、ここでは扱い慣れていないのか柄尻を蹴って勢いを乗せている。
なお通常時ではもともと同作の偃月刀が持ち主である関羽専用のEX攻撃が殊更重要な武器種であるということを差し引いても、
関興自身の適正が低くせっかくの父の形見を十分に扱いきれないという少々残念な事になっている。
得意武器の双翼刀は動きが早いが、相手をむやみに強く吹っ飛ばすので安定したダメージは得られない。
目まぐるしいカメラワークも相まって戦場では癖の強いキャラクターである。
7empの「資本家」のシーンの最後に君主が賄賂を渡された場面を見て「なぜそのようなものを渡すのでしょうか」と不思議そうに呟いていることから、関羽の子供達同様に天然な面が見られる。