概要
<正史>においては、"若くして死去した"としか記述が残っていない人物。
今日のイメージは明らかに『三国志演義』を代表とする後世の創作物におけるものである。
<演義>においては、父親同様の勇将であり獲物も父の形見である蛇矛を扱っている。
父・張飛が部下である范彊・張達に殺され、范彊らが呉に逃げ込むと劉備の呉討伐軍に父親の仇を討つべく戦列に加わる。
それから二人揃って目覚ましい活躍をして、終には呉から送り返された范彊と張達を斬って父の仇を討つ。
その後も二人揃っての活躍をし続け諸葛亮の北伐に参加したが、
第3次北伐で魏の郭淮・孫礼を追撃中に谷底に転落、その傷が原因で死亡した。
以上のように、父・張飛亡き後の蜀陣営に彗星の如く現れて父親と違わぬ程の活躍をして張飛が抜けた穴を埋める役という設定が付加された。
創作物における張苞
父親同様か一回り抑えた武力を備えた勇将として描かれることがほとんどである。また近年は父親と違い美形にも描かれる傾向がある。
『真・三國無双』シリーズ
張苞(真・三國無双)を参照
関連イラスト
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人間関係
張飛:父親
夏侯氏(張飛妻):母親
夏侯覇:伯父
敬哀皇后:兄妹
張氏:兄妹
関興:義兄弟