深雪(艦隊これくしょん)
みゆき
概要!行っくぞぉー!
建造中は「第三十八号駆逐艦」という艦名だった。
就役後、吹雪・白雪・初雪と共に第十一駆逐隊を編成し、「華の二水戦」こと第二艦隊第二水雷戦隊にも所属していた。
吹雪型の中でも特に勝ち気な性格で自らを「深雪さま」と名乗り、「~だぜ!」といった男の子っぽい口調でしゃべる。ちなみに少々物臭。
夜戦での必殺の砲撃に「深雪スペシャル」という名前を付けている。
史実では「!すでのな」こと電との衝突事故を起こしており、その事故で激しく損傷し曳航不可として、彼女の完成から丁度5年目の1934年(昭和9年)6月29日に放置され沈没。乗組員3名が死亡、2名が行方不明となった。
太平洋戦争どころか、日中戦争以前にその役目を終えてしまい、日本の駆逐艦同士の衝突で沈没した唯一の駆逐艦でもある。
だが、運の値は平均値の10(改造後12)あるのでプレイする上では気にならない。
ちなみにこの時乗組員の救助に当たったのが艦隊のアイドルであり、公式4コマ第2話のオチにも使われている。
それ以降も公式4コマ第10話で初の海上訓練で深雪を指導していた古鷹と電を指導していた妙高がお互い相手に気づき距離をとる様子に伊勢が「(本人はそれどころではないようだが、)あの辺の組み合わせはヒヤヒヤする」と呟いていたほか、53話でも壁際で寝ていた電が隣室の深雪に引き寄せられるかの様に寝返りを打っていたことが語られた。
この他にも島風とかけっこしたり冬の早朝から半裸で乾布摩擦したりと健康的な娘として描かれている他、初雪と共にしばしばボケ担当として活躍(?)している。
二次創作でもなにかと衝突ネタに使われるかわいそうな娘ではあるが、微笑ましい組み合わせとして描かれるパターンも。
ちなみに「改」となった後の放置ボイスでは、電に対して気丈に振る舞う様子が伺える。
史実における深雪の沈没を「轟沈」と表現されることも多いが、「轟沈とは攻撃、あるいは自爆で一瞬で沈没すること(概ね数分くらい)」を意味するので、深雪の場合は最初に沈んだ後部側ですら約4時間後なので、この場合における轟沈という言い方は適切ではない。
ただし、当の加害者の方は、最期は米潜水艦の雷撃で真っ二つに折れ僅か2分で沈んでしまったため、轟沈という表現に当てはまってしまうという皮肉な結果となった。
しかし逆に言えば、深雪の底抜けの明るさは太平洋戦争に参加していないからかもしれない。
全体的に喪失が終戦に近づけば近づく程、悲観的な性格をしている艦娘が多い傾向にある。(浜風などが良い例。また北上や利根のすっとぼけた性格も敗戦間際の悲惨な状況にさらされた故の裏返しと言う説もある)
太平洋戦争以前に沈没してしまった艦としては、彼女達が後に実装されている。
但しこっちにとっての本命の戦争は第二次世界大戦であり、戦いの中で沈んでいったという点では深雪とは異なるが。
しかし、これらの駆逐艦2隻は味方の誤爆で沈没するという悲惨な最期を遂げている。
ついでに言うと深雪は日本とドイツが同盟したことを知らない。
(深雪喪失1934年、日独防共協定1936年、日独伊軍事同盟1940年)
大日本帝国海軍艦としては、海外艦と言うからには師匠筋の方々から派遣されてくると思っていたかもしれない。