概要
∀ガンダムの機体、ターンXの右腕(マニピュレーター)は通常のモビルスーツのように人間の指の形をしておらずワイヤー射出ユニットやビーム砲、ビームサーベルなど腕そのものが武器となるほどに様々な武装を兼ね備えている。
その中でもひと際目を引くものの一つがこの溶断破砕マニピュレーターである。これは5分割された各々のユニットからビーム状の触媒をIフィールドで形成し、掴んだ対象を破壊するというもので、データベース上では「シャイニングフィンガー」と登録されている。
本家(シャイニングガンダム)のシャイニングフィンガーはというと、マニピュレーターの節が展開しその隙間から放出される液体金属により対象を破壊するというものであるが、データベースから見てもこの液体金属とターンXの持つ触媒は同一、もしくは同じ類のものである可能性が高い。
また、これの発展型であるゴッドガンダムのゴッドフィンガーはマニピュレーターそのものが帯びた熱エネルギーで対象を破壊するというまったく仕様の異なる武装のため、ターンXのそれとはまったくの無関係である。これはシャイニングフィンガーが機体そのものに備えられた武装なのに対し、ゴッドフィンガーは精神エネルギーなど搭乗者の技量に依存した武装であることが大きい。しかし、後述するように49話ではギンガナムはゴッドフィンガー寄りの使い方をしていた。
最初に使用したのは45話で地球を裏切ったグエン・サード・ラインフォードに騙され地球に降下するウィルゲムに乗せられたロラン・セアックが中破したターンAで脱出しようとした際、それをギム・ギンガナムが阻止しようとした時である。ターンAのライフルとシールドをこの武装で破壊し、その威力を見たギンガナムは「なるほど、シャイニングフィンガーとはこういうものか!」と発言している。
また49話でも使用しており、(シャイニングフィンガーなのに)ディアナ・カウンターの乗るウォドムの腹部を突き胴上げして破壊するというゴッドフィンガーのような使い方をしている。