ザルヴァートル・モデル
ざるばぁーとるもでる
概要
珪素生物フェストゥムとの最終決戦を目的として開発されたモデル。
「人間が人間の意志を持ちながら、いかにしてフェストゥム以上の力を持った、怪物になれるか」に主眼を置いた、人造フェストゥムとでも言うべき存在。周辺のあらゆる物質を同化して自身のエネルギーに変えている。
竜宮島(Alvis)出身者のミツヒロ・バートランドと日野洋治が共同で開発したが、途中で両者が道を違えた事で同じ機種でありながら相反する名とコンセプトを持つ機体として完成した。
人類軍製ファフナーとしては初のコア搭載型だが、コアはノートゥング・モデルの物が使用されている。性能と引き換えにもはや常人の扱える機体ではなくなっており、竜宮島の出身者でさえも搭乗時の同化現象の進行速度は異常である。
再構築前の武装は、両翼の飛行ユニットに搭載されたアンカーケーブルとホーミングレーザー。
2機ともに別々の経緯でフェストゥムに同化・再構築され、輪をかけて常人の扱える範疇を超越した性能を擁する機体と化している。
結果として開発者のコンセプトを満たしたが、その性能は予想の斜め上どころではない。
名前の由来は「Salvator(救世主)」を意味している。
種類
日野洋治の「1人でも多くの兵士を生かす」と言うコンセプトで開発された。
子細は項目を参照。
ミツヒロ・バートランドの「1体でも多くの敵を倒す」と言うコンセプトで開発された。
子細は項目を参照。
『EXODUS』21話にて存在を示唆され、22話で披露された機体。レゾンとはフランス語で理由・理性を表す。
カラーリングはくすんだ金色をベースに一部が赤く塗装されている。ザイン・ニヒトの原型と同じく四肢がマッシブな姿をしているが、胸部・肩部にかけてのポンチョみたいな大型装甲が目を引く。
他のザルヴァートル・モデル同様に問題児で、変異していないにも関わらずマカベ因子を移植した人類軍パイロットを12人も同化している。
コアは鹵獲されたマークフュンフのものを使用しており、へスター・ギャロップ新国連事務総長はこの機体を捕虜にした遠見真矢にテストさせ、人格を消したパペット(ジョナサン・ミツヒロ・バートランド)をパイロットにする予定だった。
…まぁ、案の定フェストゥム化したジョナミツによりフェストゥム側の機体となってしまった。
ベイグランドと相互同化している為に戦闘能力も当然高く、ザインの武装同化は当然で、更にはベイグランドと本機を繋ぐワームゲートを展開し赤色の無数のレーザーを放ち、倒したクローラーを光へと変換して同化すると言った常軌を逸する能力を見せている
後継機
ドミニオンズ・モデル
『EXODUS』で登場する後継機。
ザルヴァートル・モデルの大量生産モデルとして開発されたが、搭載しているコアの出力不足で元になった機体ほどの性能は無い。
あ っ て た ま る か
フェストゥム因子の移植が良好で、尚且つ同化促進に耐えられ、中隊の残り3機を率いて継戦出来るなどの条件を満たした人間でしか搭乗できない。
実は性能面でトローンズ・モデルに劣っているが、継戦能力ではこちらが上。
空戦型。
主な搭乗者はジョナサン・ミツヒロ・バートランド、ウォルター・バーゲスト等。