ダイナモ(Dynamo)とはカプコンから発売されているゲーム・ロックマンX5およびロックマンX6に登場する傭兵レプリロイドである。担当声優は森久保祥太郎。
概要
ロックマンX5にて初登場した傭兵レプリロイド。
シグマに加担し、ユーラシアを占拠した実行犯。過去の経歴は一切が不明。
いい加減で浅薄な気分屋だが、時折核心を突いた発言が見受けられる。
根は悪い奴ではなさそうな雰囲気だが、大量虐殺と世界を滅ぼしかねないテロ行為を平然とやってのけた事実は見過ごせず、ある意味では最も恐ろしいイレギュラーであると言える。
X6では、ナイトメアソウルを吸収し自らの戦闘スペックを向上させることに成功。
エックスらの集めたナイトメアソウルをも奪おうと企んでいる。
あることをすると、緑色のナイトメアソウルを1回の戦闘につき3回まで落とす。
ストーリー展開に直接絡む事はない。
いかにも意味ありげな立ち振る舞いとは裏腹に、以降の作品には全く音沙汰がなく
ロックマンX8ではユーラシア占拠がVAVAの犯行に置き換えられてしまい、存在自体が公式からほぼ抹消されてしまっている。
正体に関する憶測
- 外見や特徴が、どこかゼロと共通している。
- エックスやゼロに匹敵する戦闘力を持つ。
- ゼロと同じく、バスターとセイバー、アースゲイザーを使いこなす。
- Σウイルスをばら撒いても影響を受けない。
- ゼロのDNAデータから造られたナイトメア・ソウルで、影響を受けないどころかパワーアップが出来る。
- 登場した「X5」、「X6」のストーリーでは、裏でDr.ワイリーと思われる人物が暗躍している可能性がある。
以上の点から、共通点が多いゼロと同じく、アルバート・W・ワイリーによって造られたイレギュラーではないかという説が出ている。
もしこれが事実とすると、ダイナモはワイリーの予定とは異なる形で活動するゼロの代替的な役割を持った存在だった可能性も否定できない。
まあ結局出番がなければ結論も出ないんだけどね・・・
ファンからの扱い
その特徴的なビジュアルや実力で注目を集め、上記のような憶測を立てるファンや、同じくX5で初登場のエイリアと絡ませるイラストを描く人がいる一方で、その立ち振る舞いを嫌う人や作中での扱いに不満を持つ人も多い。
また登場作品の完成度が低く、その後のシリーズ展開に深い影を落としたこともあり、Xシリーズの負の遺産の象徴のように扱われ、蛇蝎のように嫌うファンもいる。
ダイナモ自身に罪はない・・・とも言い切れないのが悲しいところである。
使用技(X5)
Dブレード
ダイナモの愛用武器。
「喰らいな!」の掛け声と共に、エネルギーブレードをブーメランのように投げつけてくる。
Dブレードガード
「ハハッ!」と鼻で笑いながらDブレードを回転させ盾にし、攻撃を防ぐ。
つばめ返し
ジャンプで急速に接近し、頭上からエックスに斬りつけてくる。
攻撃範囲が広く、大ジャンプをしたら、すぐに反対側の方向に避けないとダメージを喰らう。
この技は、エックスとの戦闘時のみ使用してくる。
さらに、X6でも使ってくるが、相手がゼロの時でも使ってくる。
トリックショット
空中でバスターを2回発射。ゼロの高さで左右に分裂する。
この技は、ゼロとの戦闘時のみ使用してくる。
アースゲイザー
腕部を媒介に、エネルギーを流出。ビームの柱が凄まじい頻度で生まれる。ギガアタック系の技。
アースゲイザーは3連続で一発の攻撃。全体、左、右。あるいは、全体、右、左の順に放つ。
使用時の事前は「行くぜ!」、使用時には「ふっ!」「はっ!」「そこだっ!!」と発言する。
使用技(X6)
アースゲイザー改
アースゲイザーの改良版。
回数が1回に減ったが、攻撃範囲がかなり拡大している。
Dブレード改
Dブレードを高速回転させ、4つのDブレードをエックスに放ってくる。
Dブレード乱
Dブレード改のバージョンアップ版。
Dブレードがさらに4つ追加される以外は、Dブレード改と同じ。
Dブレード乱舞
Dブレード乱のバージョンアップ版。Lv.4の時に使用する。
8つのDブレードが再びエックスを捕捉する以外は、Dブレード乱と同じ。
弱点武器
X5:ウィングスパイラル
X5:疾風
X6:円水斬
ナイトメアソウル獲得方法
X6のダイナモは、ある事をすると、200ポイント分の緑のナイトメアソウルを落とす。
この欄ではその方法を解説する。
エックスの場合
弱点武器であるメテオレイン、またはシャドーアーマーの円月輪で攻撃し、怯んでいる時に追撃すると、ナイトメアソウルを落とす。
ゼロの場合
弱点武器である円水斬で攻撃し、怯んでいる時に追撃すると、ナイトメアソウルを落とす。
ただし一回の戦闘で落とすソウルは、一度に3つまで。