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概要
男性ホルモンに由来する生理現象と言われており、実際に男性に多く見られる傾向がある。
と言うより、生物学的にはこれが見られない個体の方が異端で、類人猿であっても雌雄問わず確認例が無い。
これは性行為という行動が自然界ではかなりの隙を伴うものである故、行為を済ませた後はすぐに周囲を警戒するよう進化してきた結果と考えられている。「亀頭球」という構造によって、事後も長時間結合し続ける犬科の生物であっても、苛立った雌が雄を攻撃し始めたりする事は珍しくない。
「ベッドの上でいちゃいちゃ」などという行動を楽しめるのは、本能が壊れかかっている人間ならではの事なのである。
人間の場合でも、これが強く残っている人は一時的な性嫌悪に陥り、性的なものを遠ざけたり行為に及んだ事を後悔したり、重度の場合にはパートナーの存在自体を疎ましく思ったりする。事後に脳の働きを調べると、感情を感知しにくくなっていたという研究例もあり、実際に思考回路が一時的に変化しているようだ。
とは言え、人間の場合相手のある性交と一人で行う自慰では減退の度合いやその時間が変わるという話もあり、これ自体が感情に由来して発動しているものだとする説も根強い。
いずれにせよ、脳が機能停止するわけではない以上、一人の時はともかくパートナーと一緒の時は相手への配慮を欠かぬよう考えを巡らせ続ける方が「賢い」と言えるだろう。
主な傾向
男性に多い関係上、「男同士のあるあるネタ」として語られる傾向が強い。
「煩悩を完全に捨て去ろうと、ポルノやアダルトグッズを処分した」などという話は典型で、「賢者タイム」という名称もこの行動パターンから命名された。
ただし、普通その悟りはすぐに消え、むしろその愚かな思い付きを後悔する事になる。そこまでが一区切りのテンプレなのである。
また、「終わったらすぐにその場を去る」という行動にハードボイルドなクールさを見出す男性も多い。元々男同士の付き合いは感情より理性が尊ばれる傾向にあるため、「賢者タイム」中の男性はある種の理想形という事になるのだろう。
もっとも、その想いがパートナーに伝わっているかどうかはまた別問題なのだが。