イヌ科の陰茎にある、勃起すると瘤状に大きく膨れる部分。
亀頭球はその名の通り、亀頭の一部分である。亀頭球よりも先の部分を亀頭長部という。
亀頭球と亀頭長部を合わせた部位がイヌ科の亀頭であり、たいへん長い。
イヌ科の陰茎は交尾で挿入する直前の段階ではまだほとんど勃起しておらず、挿入してから勃起する。亀頭球と亀頭長部は挿入後に膨張し始める。
亀頭球は交尾で膨らんだままになってメスの外陰部から陰茎が抜けないようにする役割を持つ。
射精が終わるまでは抜けなくなるため、これにより受精率が上がる。尚射精は10分~30分ほど続く。
亀頭球に続く根元側の部分と亀頭球はオスにとって特に感じる性感帯である。
亀頭球のことを知らない人が勃起した犬の陰茎を初めて見た時に「睾丸まで飛び出してきた!」と勘違いするケースがある。
仲よくおしり部分でくっついてる犬2匹がいたら、この亀頭球が外れない状態。無理に引き離してはいけない。
Pixivにおける亀頭球タグ
イヌ科の動物またはそれをモチーフにしたファンタジーなイラスト(特にケモノ系)に描かれることがある。
イヌ科以外の動物もしくはイヌ科と関係のないモチーフのキャラに描かれることもたまにある。
嗜好としてはフェチに近いので、エロ目的で描くときはそれっぽくきちんと描きたい。
亀頭球が付いたペニスの先端部に人間のような亀頭が描かれるケースがあるが、これは亀頭に更に別の亀頭を付けたようなもので(亀頭球は亀頭の一部分であるため)、本来の構造としてはおかしい。
余談として、主にケモノ系界隈においては俗にKTQと呼ばれることもある。
また、海外では亀頭球を俗にknot(「瘤」「結び目」の意)と呼ぶ。knotには亀頭球を膣や肛門内に収める行為を指す使われ方もある。その場合、knottingやknottedと表記されることがある。