英: British Royal Family
血脈
王室にはイングランド七王国の一つウェセックス王国や、ノルマン朝・プランタジネット朝・ランカスター朝・ヨーク朝・テューダー朝・ステュアート朝・ハノーヴァー朝・サクス=コバーグ=ゴータ朝・ウィンザー朝などといった、中世イングランドで栄えた多くの王族・貴族の血筋や、イングランドとの合併前のスコットランド・ウェールズ・その他フランスやドイツ等の王室の血筋も脈打っている。
イギリスにおいて、王族の範囲には明確な定義はないのだが、少なくとも「陛下」「殿下」の敬称を持つ人物は、一般的に王族であると考えられている。
有力な指針の一つとされているのが、1917年11月にジョージ5世により発表された、王子・王女の身分と陛下・殿下の敬称の運用方針を定めた勅許状であり、これによれば王子・王女の身分と陛下・殿下の敬称は、国王・国王の子供・国王の息子の子(孫)・プリンス・オブ・ウェールズ(ウェールズの君主)の長男(息子)の長男(孫)に与えられるものとされている。
ただし、たとえ出生時には王族と認められなくても、時が経てば王位の継承などにおいて国王またはその近親になることが確実である人物が存在しうる場合などには、必要に応じて王族の範囲が広げられる場合がある。