CV:中村悠一
概要
ライダーを自称しているが、免許が無い(ファンブックによれば元々は持っていたが、現場へ急ぐあまりスピード違反を繰り返した為に失効しており、ヒーローネームの由来にもなっている)ため「ジャスティス号」という自転車を使っている。
性格はまじめで優しく、どんな小さな事件でも進んで解決しようとする正義漢。
特別な武器は用いず、身体能力(とジャスティス号)を駆使して戦うオーソドックスなヒーローである。強いて言えば、無免ライダーの武器は正義の心である。
C級では最強だが、ヒーロー全体で見れば実力はあまり高くなく、本人曰く「B級では通用しない」らしい為、自らの意思でC級一位に留まっている。事実、初登場時にはハンマーヘッドに一蹴されている(断っておくが、いかに弱い弱いとはいえC級44位の十字キーや21位の喪服サスペンダーですら、武器を持った暴漢相手に無双出来る程度の実力はあった。無免ライダーがそれ以下ということは無かろう)。作中での勝率は0%だが、ヒーローとしての志は極めて高く、B級やA級を瞬殺し、S級ですら退けた敵に、勝てないと知りつつも民間人を守る為に単独で何度も立ち向かった。また、深海王の攻撃から何度も立ち上がった事から、耐久力自体はB級よりは上である。
「勝てる勝てないじゃなく
ここで俺はお前に立ち向かわなくちゃいけないんだ!」
何度も殴り飛ばされ、血と泥に汚れながらも起き上がり放った彼の台詞は、原作及び村田雄介版の第22撃目にてサイタマが言ったセリフ(「ヒーローが逃げたら誰が戦うんだよ」)と酷似しており、ヒーローとは何かを教えてくれる、当作品屈指の名セリフとなっている。
泥臭くも高潔な彼の姿勢は、絶望に固まっていた群衆の声援を集め、駆けつけたサイタマにも称賛された。
実はサイタマとは学生時代の同級生であった事が番外編で示唆されており、中学時代はお互い別々のクラスだったために面識こそはなかったものの、力はあるけれど市民からの信頼の無いサイタマと、力はないけれど市民からの声援を受ける無免ライダーは、ヒーローに対するスタンスこそ同じだが、対比するポジションであるといえる。
リメイク版ではサイタマがB級に昇格した際、「ありがとう!」と大きく書いた感謝の手紙を贈っている。B級登録後の帰り道でサイタマと出会い、屋台で一緒に食事をして以来、友情が芽生えた。
関連項目
ウルトラマンX...中の人が同時期に演じたヒーロー。言うまでもなく、こちらは遥かに超人である。
キャプテン・アメリカ...同じく中の人とヒーロー繋がり。