概要
文官、朝廷の人事を司る吏部の副長官である前吏部侍郎で、紫劉輝の側近。
「宮廷随一の才人」と名高い能吏だが、天才的な方向音痴。生真面目で頑固な性格ゆえに怒りっぽい。
武術は護身術程度。16歳で国試に状元(一位)及第し、朝廷に入った。
劉輝の天然ボケに厳しいツッコミ役。劉輝から武官の藍楸瑛と共に紫の花菖蒲を贈られ、国王に最も近い臣下となる。花菖蒲の花言葉は「あなたを信頼します」、紫の花菖蒲には、もう一つの「王の花(秀麗)を守れ」という意味がある。
養父兼上司の紅黎深には、まったく頭が上がらない。吏部では「鉄壁の理性」の異名を持つ能吏だが、
上司が養父の黎深であったことが災いし、「吏部侍郎たる資格なし」として楊修と陸清雅に追い落とされ、さらに瑠花がかけた術で昏睡状態に陥るが、劉輝や養母である百合、秀麗の頑張りで御史大獄前に回復、辛うじて退官は免れ、長期の謹慎処分となった。
元々の名は、黎深より前の養い親がつけた「コウ(光)」。現在の名の名付け親は黎深で、紅家の争いに
巻き込まないようにという黎深の配慮から、紅姓ではなく李姓を与えられた。
「李」は黎深の好きな植物であり、「絳」は紅より深い真紅、「攸」は水の流れる様の意味があり、絳攸が
自分の子であるという誇りと、紅家に囚われずに望む道を生きて欲しいという意味が込められている。
紅邵可を先人として尊敬、心底敬愛しているが、私生活では全く敵わない。状元及第時の縁談攻勢が原因で女嫌いだが、秀麗とは親しい。秀麗と結婚して次期紅家当主になることを、紅玖琅から望まれている。