概要
一見、死亡フラグに聞こえるがそんなことはない。
元ネタは、仮面ライダー剣の名シーンの一つから。
相川始の優しさを垣間見て、「ジョーカーは・・・相川始は渡さない!」と、彼を救うことを決意した橘朔也。だが、最後の上級アンデッド・ギラファアンデットはバリアでことごとく銃撃を阻み、彼は窮地に陥ってしまう。
ジャックフォームも破られ、最早これまでかと思ったその時、仮面ライダーギャレンこと橘朔也が、とどめを刺しに近づいてきたギラファアンデットの腕を捉えて腹部に銃口を押し付けながら上記の台詞を言い放った。
この台詞の後に至近距離から銃撃、ギラファアンデッドも仮面が割れるほど頭部に反撃を行なうが、自身を顧みず重撃を続け、致命傷(カードに封印できる状態)を与えている。
「俺は全てを失った・・・。信じるべき正義も、組織も、愛する者も、何もかも・・・。だから最後に残ったものだけは失いたくない! 信じられる、仲間だけは!」
このシーンは、仮面ライダー剣のみならず、平成ライダー全体を通しても屈指の名場面だったといえよう。
当pixivでは、このシーンを模したイラストや零距離射撃(接射)をしているイラスト、キャラクター同士が至近距離にいるイラストにこのタグが付くことが多い。
なお、『スーパーヒーロー大戦GP』でも、終盤で橘がギャレンに変身する際に、上記の「仲間を信じたい」という原典における台詞を意識した発言をしていたりする。
関連イラスト
当シーンを模した例
※この相手はギラファではなくナスカ・ドーパント(仮面ライダーW)。実際にWがヒートトリガーで零距離射撃を行った場面に由来。
零距離射撃(接射)をしているイラストの例
キャラクター同士が至近距離にいる例
余談
当シーンが描かれた回は新年最初の放映回でサブタイトルが「ギャレン、消滅」であり、前作の新年最初の放映回でライダーの変身者が死亡していた(サブタイトルは「草加、散華」)・始の「橘が・・・死んだ」という発言からその生存が絶望視されていたが、橘自身は最終回で無事生還を果たしている(ギャレンバックルの損傷の為変身は不可能であり、サブタイトル自体は間違っていない)。
かつては、仮面ライダーのシステムのせいで体がボロボロになったと言い訳したり(実はウソ)とか、アンデットを前に怯えて絶叫したり、気味の悪い海洋植物の中毒になったりとちょっとカッコ悪い場面が多かった橘さんだが、恋人の深沢小夜子を失った悲しみと、先輩だった桐生豪との闘いなど多くの試練と戦闘を乗り越え、一人の戦士として成長した彼を印象づける場面といえよう。
なおゲーム「仮面ライダーバトライドウォー創生」ではギャレンの当身技として再現されている。
ちなみにアニメ『機動戦士Zガンダム』最終話でハマーンに対して似たような台詞を吐いて機体を大破し、行方不明になったシャアもまた生き延びている。ある意味生存フラグなのかもしれない。