「私の前ではみんな裸の様なもの 会った時からあなたの全てを見透かしていた……」
概要
表向きは踊り娘だが、正体はドンキホーテ海賊団のトレーボル軍に属する幹部格の殺し屋。偉大なる航路"新世界"にある国ドレスローザで活動している。
元はドレスローザをおさめていたリク王一族の王女で前国王リク・ドルド3世の娘、ヴィオラ。ギロギロの実の能力に目を付けたドフラミンゴに協力する代わりに父の命を見逃してもらっている。
リク王の孫であるレベッカは彼女の姪(レベッカの母親がヴァイオレットの実の姉の為)。
プロフィール
能力
悪魔の実 | ギロギロの実 |
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解説 | 人の脳内や身体を透視し、涙で物理攻撃を行う |
種類 | 超人(パラミシア)系 |
「目」を媒体に様々な能力を自在に行使する事ができる「眼力人間」。
現在、大きく分けて三種類の能力が確認されている(これがギロギロの能力の全容であるかは不明)。
一つ目は「透視」。手の親指と人差し指を合わせてメガネのような形を作り、そこから対象を覗き込む事であらゆる情報を盗み見る事ができる。能力を発動した彼女の目にかかれば誰しもが裸も同然であり、その気になれば皮膚すらも超えて骨格や内臓などを覗き見る事も可能。さらに相手の目を覗き込む事で、その人物の「思考」を読み取る事も出来る。どんなに巧妙な嘘や演技でも、彼女に目を覗かれればその瞬間にあらゆる情報がバレてしまう。なお、この能力の応用技として、逆に自分の記憶や思考を相手に「覗かせる」事も可能で、言葉にせずとも相手に情報を手早く正確に伝える事ができる。
二つ目は「千里眼」。自分の視界を鳥のように飛ばす事が出来、その場にいながら周囲のあらゆる視覚情報を取り入れる事ができる。その範囲、なんと八方4000km。ドレスローザの中心から国全体、ついでに近海の様子まで観察する事ができてしまう。また、視界だけ屋内に侵入される事もでき、壁などの障害物は一切役に立たない。
三つ目は目の水分、すなわち「涙」の変質。彼女の涙は目から零れ落ちた瞬間に鋼鉄のように変質し、これを武器として用いる事ができる。上述した二つの能力が目立つだけで、決して単独の戦闘力が低いという事は無い。ただし、劇中では積極的に戦闘に参加する事は無かったため、この能力はあまり目立たなかった。
能力以外では踊り子らしい軽やかな動きから鋭い蹴りを放つなど、少なからず格闘戦もこなせる様子が見られた。しかし、直接戦った(?)相手がよりによってサンジ(とモブキャラ数名)だったため、彼女自身の詳しい戦闘力は不明。
技
心覗き(ピーピングマインド)
透視能力を用いて相手の頭を覗き込み、思考を全て読み取る。
劇中ではサンジに対して使用されたが、事実上の失敗に終わった。
鋼鉄の涙 目鯨(イエロ・ラグリマ メクジラ)
零した涙を鯨をモチーフにした鋼鉄の塊に変え、相手へ向けて放つ。
零れた涙の数だけ生み出され、一発一発が人間の数倍の大きさと鉄塔が歪むほどの威力を秘める。
活躍
新世界の冒険ドレスローザ編に登場し、ドレスローザを冒険中に刀を盗まれ、その犯人を追って走り出した麦わらの一味のゾロを追っていたサンジに近づくため、踊り子に変装してサンジに「殺して欲しい男がいる」と助けを求めた。女に弱いサンジはその要請をすぐ引き受けてヴァイオレットが仕込んだスナイパーを即座に倒したが、ヴァイオレットが敵とわかると手も足も出せずボコボコにされてしまった。
ヴァイオレットはそんなサンジから情報を引き出そうと能力でサンジの頭の中を覗き込んだが、女の事や卑猥な事ばかりしか頭になく、ヴァイオレットも赤面して絶叫する程ふしだらな情報しか出て来なかった。更に、サンジが嘘偽りなく自分を完全に信じ切り、未だに気にかけている事に衝撃を受け、とうとうサンジを助けるため部下達に攻撃をして倒してしまった。
サンジを助けた後、ヴァイオレットは自分の能力で今朝のドレスローザで起きた事をサンジに見せ、一味サイドにドンキホーテ・ドフラミンゴの王下七武海脱退とドレスローザ国王退位の情報が虚偽である事を知らせた。その後、一時はサンジと行動を共にしたが「政府の保護を受けられることになった」と言ってサンジと別れ、ドンキホーテ海賊団の拠点である王宮へ向かった。
王宮に到着すると、ほぼ同時期にドフラミンゴからローを救うためやって来たルフィ達に接触し、ルフィ達の案内役として一緒に王宮内に入った。