「無事かい? お二人さん?」
モルガナの第三相『増殖』メイガスの碑文使い。
概要
The World R:1
名前の由来は、当時の有名プレイヤーであったバルムンクへの対抗意識として、「[[ジークフリート」]」をもじったもの。第二次ネットワーククライシスにてスケィスに襲われ、未帰還者となってしまう。
The World R:2
黄色の銃戦士クーン。『R:2』古参プレイヤーで、ケストレルの副団長、カナード設立を経て、碑文使いとしてレイヴンに所属する。陽気で楽天的だが女性に人一倍目がないのが玉に傷。彼曰く「人生において、男と女の出会いほど、素晴らしい体験は無い!!」とのこと。だがその点を除けば非常に好感を抱きやすい好青年である。
座右の銘は「短気は損気」。ネットを愛する気持ちは人一倍強く『The World』の異常現象を調査している。面倒見がよく、好戦的なハセヲにも穏やかに接し、シラバスとガスパーからも慕われている。
『Roots』
巨頭ギルド、ケストレル退団直にタビーたちに対して『The World』の基礎を教えたことがきっかけとなって、初心者支援ギルド「カナード」を立ち上げている。
だが、憑神が開眼したことでパイから勧誘を受け、周囲に及ぼす影響を考えて「カナード」をシラバスとガスパーに預けて退団し、CC社のシステム管理補助としてレイブンに所属するようになる。
『G.U.』
ロストグラウンドの一つ『死世所エルディ・ルー』にて、アトリがAIDA「Anna」に襲撃された際に駆けつけ、メイガスを召喚して撃退。元々レイブンに設置されている「知識の蛇」で監視していたが、これが切っ掛けでハセヲと実際に知り合うことになる。
その柔らかな物腰で気性の荒いハセヲとパイの緩衝剤となり、憑神に対して未だ不慣れなハセヲを優しくサポートして導いていた。
だが、彼の予想に反してスケィスを手に入れたハセヲは暴走。アリーナでためらいも無く碑文使いの力を一般プレイヤーに振るう有様に憤怒した彼はハセヲとの対立を決意。
自身を犠牲にしてでもハセヲを守るために止める覚悟を決め、己のメイガスを駆使して圧倒的な戦闘力を持つスケィスに戦いを挑んだ。
実質.hack//G.U.における準主人公のキャラクターである。
リアル
「常に覚悟するんだ、大切な者を失う覚悟を。そして...大切な者を、守る覚悟を。」
香住智成<.hack//LiminalityでのCV:櫻井孝宏>
石川県金沢市在住、1993年生まれの男性。ノリは軽いが責任感は非常に強く、プレイヤーの相談相手になることも多い。その際、解決するために水無瀬舞に相談しており、これがきっかけとなって恋仲に発展していた。だが、舞とともに『The World』プレイしていたとき、スケィスのデータドレインを受けて未帰還者となってしまう。(『.hack//Liminality』の第1話の冒頭で、舞と共に救急搬送される場面が流れる。)
その後、カイト達の活躍により無事意識を取り戻したものの、性懲りも無く「The World」をプレイし続けた結果、大学受験に失敗。かろうじて短大に入学するも親からは仕送りを打ち切られ、生活費と学費を稼ぐためにバイト漬けの日々を送るハメになる。
そして水無瀬舞とも距離が離れ、とうとうフラれてしまうことに.....。
被害者として傍観することしか出来ず、何も成すことができなったこの青春時代の日々は彼の心に深いトラウマを与えると同時に、自分を犠牲にしてでも他人を守ろうとする強い正義感(もとい英雄願望)を望む切っ掛けとなっている。
短大卒業後は就職に失敗し、フリーターとしての生活を送っている。『R:2』に移行後は碑文使いとして選定されたことでCC社に見出され、アルバイト的な立場になる。
女性プレイヤーに頼られることが多く修羅場にハマり込んだことも何度かあるのだが、自分の手に余るようなことはせず、女たらしというわけではない。だが手当たり次第女性に声を掛けまくる、その病気は2017年時点で酷くこじらせており、女性のメールアドレス登録件数は既に972件。1000件目に佐伯令子(パイ)のプライベートアドレスを登録する事を目標にしている。....自分で水無瀬との復縁の可能性を狭めてどうする。
ちなみに、G.U.のメールコンボや.hack//Linkの特定条件をクリアして出現するシナリオを見る限り水無瀬舞の事は全く振り切れておらず「あの頃の俺とは違う」と意気込みながら、相応しくなるための努力はしている。
ただし、待ってもらう約束はしていない。