概要
「.hack」シリーズの舞台となるMMO『The_World』の運営会社。正式名称はCyberConnect(サイバーコネクト)社。
アメリカのサンディエゴ本社を中心として世界十数ヶ国に支社を設立する、多国籍企業として事業を展開。『The World』の運営により年間数兆円を優に超える(＊)売上高を誇る、作中で世界有数の大企業となっている。
(＊)....2010年では上半期だけで2兆7千億円。現実の企業と比べるとあの任天堂の6〜8倍の売上高。
なお運営は、「ソフトウェア開発」、「サポート」、「営業・広告」、「公共福祉」、「管理」といった5つの部門と株主総会、監査委員会、そして取締役社長らによって執り行われている。
第一次ネットワーククライシスによりOSの世界トップシェアとなった「ALTIMIT 社」の役員の一人が独立し、2006年に設立。その後、『The World』のヒットにより売上高、株式時価総額が親会社である「ALTIMIT 社」を上回ってしまったという異色の経歴を持つ企業でもある。
「ALTIMIT 社」の後ろ盾もあり世間のニュースでは企業としての信頼度はさも高いように伝えられているが、『The World』での度重なる不祥事や不透明な経営体制がとられているなど、その実情は控えめに言っても「優良企業」と呼べるような会社ではない。
事実、ユーザー達からの評判はすこぶる悪く、黒い噂がいくつも囁かれている。
所属人物
ソフトウェア開発部門
サポート部門
管理部門
・サーバー管理部
・監査部
極秘研究
・『R:A』計画
CC社・代表取締役社長
- ドゥルガ・フィダ・シャルマー(のちに不祥事の責任を問われ辞任)
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「我々が求めるものは一にも二にも『The World』の安定なる運営。ネットワークの完全なる管理だ。」
企業の実態
その実態は噂通り、モラル欠如の利己主義に塗り固められたブラック企業。
一般社員には知らされていないが『The_World』には現実世界の未来を左右するほどの存在の誕生が確認されており、これに気付いたCC社の上層部は『The World』の運営を継続するべく世間への公表を許さずに秘匿。さらに後年にはCC社がネットワークを支配・管理するために研究利用さえも企て、実行に移している。(番匠屋淳と天城丈太郎の『R:A』計画がこれらの例に当たる)
その愚行もさることながら秘匿・研究の過程で幾度も"事故"が発生しており、それらの二次被害によりプレイヤーや社員から未帰還者と死傷者を出し、加えてその事実を隠蔽しながら平然と運営を強行するという人命軽視も甚だしい、もはや国際犯罪組織と言っても過言ではないほどの所業を犯している。
上記の異常な額の資本利益もこの腐った経営方針があってこそのもの。
元凶の上層部自身はというと、実は社会地位が高いだけの一般人の集まり。
もし事態が世界全体に波及して自分達にも被害が及んだ場合、上層部の役員同士や第三者に責任を擦りつけて自己保身のために逃げ惑うというどうしようもない連中である。
組織である以上一人や二人の役員を切ったところで何の意味も為さず、『The World』で私腹を肥やそうとする輩がCC社の上層部に居る限り、この腐敗した体制が変わる事はない。
超常の力を持つ異能力やAIが多数存在する「.hack」シリーズの中で、欲にまみれた"ごく普通の人間"も敵の一つであるという皮肉な構図となってしまっている。
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