作品解説
以下の2冊からなる小説シリーズ。第2巻の後半部は本編と関連した外伝作品が収められている。
.hack//AI buster | 2002年 | 角川スニーカー文庫 |
.hack//AI buster2 | 2005年 | 角川スニーカー文庫 |
あらすじ
巨大ネットゲーム『The World』は仕様にない放浪AIの出現に悩まされ、サイバーコネクト社デバッグチーム『碧衣の騎士団』はシステムの制限を無視する放浪AIの処理に苦戦していた。
そのころ、『The World』内で孤独なソロプレイを続ける重槍士アルビレオは、リコリスという不思議なNPCの少女に出会う。強引に仲間に入った賑やかな魔女っ娘ほくとも連れて、アルビレオはリコリスの願いを叶える旅へと出発する。
他作品との関係
.hackシリーズの中でも最初期、『The World』が発売されてから最も早い時期に発生した事件を扱っている。
このため『The World』成立以前の時代を描いた小説.hack//黄昏の碑文の謎を背景として展開する。
時系列的には終盤が.hack//SIGNと重なり、共通する登場人物も登場する。
また事件の影響は.hack//黄昏の腕輪伝説ともつながり、AIbuster本編終了後の外伝として黄昏の腕輪伝説の登場人物を主役とする物語も収録されている。
登場人物
CVは.hack//Linkでの配役
CV:小野大輔
主人公。ソロプレイに徹し、他のプレイヤーとの接触を避ける重槍士。
右目が青で左目が黄色のオッドアイという記号的な特徴がある。
CV:水谷優希
アルビレオがダンジョンの奥深くで出会った盲目の少女。
NPCとしてアイテムを集めるイベントを依頼してくるが・・・。
CV:米澤円
魔女っ娘じみたスタイルの可愛らしい呪紋使い。
言動も能力も初心者そのものであるが、どういうわけかアルビレオは彼女のペースに乗せられ、同行することになる。
『碧衣の騎士団』騎士長、つまりサイバーコネクト社システム管理者の中でもデバッカーチームの責任者。
ゲームバランスを崩壊させ、全てのプレイヤーに被害を与えるバグ、放浪AIの削除に日夜奔走している。
関連イラスト
関連タグ
.hack .hack//SIGN .hack//黄昏の腕輪伝説