「私の様な天才の前では神こそが従わねばならない。」
「すなわち―――私が神(アウラ)になる。」
「叙事詩のような創世記と英雄物語の時代は終わった。ハロルドという神の亡霊を殺すのだ。」
CV:神谷浩史
概要
突然ハセヲ達の前に姿を現した、「The World」運営会社であるCC社のセキュリティ管理部保安二課に所属している男。
CC社によるモルガナ因子の研究産物であるダミー碑文使いPCを用いており、憑神の力は顕現できないものの「紋章砲」と命名したデータドレインを用いることが出来る。
彼の所属は「.hack//」の彼の役職に近く、ゲーム内のバグや運営の邪魔になる存在の強制排除を目的に行動している。
しかし、そのやり方は彼と似ても似つかないほどに凶悪で、目的遂行の為なら相手が人間だろうと容赦なくデータドレインを放ち、相手が未帰還者になり、それによりプレイヤーを死亡させることも辞さない。
本人も口調は紳士的かつダミー因子作製に携わるほどに有能な人物でありながらも、性格は極めて自信家かつ傲慢であり、”ハロルドという天才を越える”ためだけに後述のRA計画により自身が神(アウラ)に成り代わり、電脳世界を支配することを目的として行動している。
番匠屋淳(パイのプレイヤーの兄)の部下だった人物でもある。2014年に発足した”世界規模の電子災害の悲劇を二度と繰り返さない”とゆう番匠屋の方針のもと、ネットワークを完全に支配管理する為のアウラ再誕プロジェクト(RA計画またはプロジェクトG.U.)を彼と共に遂行していた。
しかし計画を強行した天城丈太郎よりCC社は火災に見舞われ、「The world:R1」は消滅。番匠屋淳は計画を断念する。
だが、この計画に己の理想のすべてを賭けていた数見は諦めきることが出来ず、R:2に移行してからもAIDAの危機が去りゆくまでの間、ダミー因子による再実験の機会を見計らっていた。
CC社上層部により八咫の後任として”本来の”G.U.に就いたのち、グリーマ・レーヴ大聖堂にてハセヲに接触。上記の計画を確固たるものにするためハセヲにデータドレインを放ちスケィスの碑文を回収した。(ハセヲ自身も精神が不安定な状態であったため憑神を発動させられず、碌な抵抗も出来なかった。)
欅により何とか未帰還者になることは免れたもののハセヲは碑文を奪われ、スケィス因子を数見のPCに埋め込まれてしまう。
これにより数見のRA計画は始動可能になり、更にカイトや八相が放つものと同等の威力を誇るデータドレイン、紋章神砲(ヴァルドラウテ)を放つことが可能となる。そしてパイを口車に乗せ、彼女とともにダミー碑文使いを起動してRA計画を発動。ハセヲ達が阻止に向かうも間に合わず、自らを究極のAIとして再誕させてしまう。
だが、これにより「The World」のカウンターシステムであるクビアが発動。神(数見)の反存在として顕現し、数見は頭から喰い千切られ、クビアに吸収されてしまった。
そして彼が生み出してしまったクビアという偽神により、世界規模の電子災害が発生。真の第三次ネットワーククライシスが引き起こされる。
彼自身は究極AIになりさえすればクビアさえ従わせる事が出来ると考えていたが因果応報、それが叶うことはなかった。