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アトリ(.hack//G.U.)

あとり

アトリとは『.hack//G.U.』の主要人物。
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モルガナの第二相『惑乱の蜃気楼』イニスの碑文使い。

「The Worldでの出会いを楽しむことだって、大切なことだと思うんです。」

声:川澄綾子

概要

The World R:2
本作のメインヒロイン。志乃と同タイプのPCを使う、ギルド「月の樹」に所属する少女。「月の樹」の慈善活動の一環としてPKに対する勧告活動を(さかき)と共に行っていたところ、The Worldのルートタウン「悠久の古都 マク・アヌ」にて三爪痕に初期化される直前のハセヲと出会った。

彼女の扱うPCも志乃と同じく呪療士(ハーヴェスト)のジョブを持つが、本編開始時点では能力とレベルともに初心者以下。しかし、なぜか他人には聞こえない「音」を聞くことのできる特殊能力を持っている。(後に碑文の能力であることが判明する。)

のんびりで他人との争いなどを嫌い、誰かのために行動することを厭わない優しい心の持ち主。だが、そそっかしい上に規範に捕らわれた頑固な面を持ち、本人に悪気がなくとも押し付けがましい行動をしてしまうこともしばしば。
そして自らの悩みを聞いて導いてくれる榊に対して絶対的な信頼を置いており、当初は彼の示すモラル強要の思想に染まりきってしまっていた。


戦闘やレベル上げには興味が無く純粋にThe Worldの景色を楽しんだり人と話すことが好きであり、効率重視であるハセヲとは180度違う思考の持ち主。
しかし不思議とハセヲに惹かれており、出会ったばかりのハセヲに「月の樹」を紹介したり、必要以上にレベル上げを手伝ったり、果てはPC同士が争い合うアリーナに無理に参加。
結局、前者二つは自分の価値観を押しつけただけの大失敗であり、ハセヲから怒りと罵声を受けてしまうも、それでも彼女なりに反省してまで根気強く協力し続けようとする。

その理由は上記の性格のせいで周囲から馬鹿にされ、敬遠されがちだった自分をハセヲ悪態を吐きながらも自分を頼ってくれていると勘違いしていたためであった。(しかし、実際ハセヲは志乃に姿を重ねて大目に見ていただけで当初は他のプレイヤーと同様、本音では非常に鬱陶しく思っていた。)
だが、少し天然ながらも必死にハセヲに応えようとする彼女の姿勢は、彼の荒んだ性格を少しずつ変えてゆくことになる。


ところが、Vol.1の終盤。オーヴァンから「アトリのPCはハセヲが好きだった女性と同じ姿」であり「彼女は三爪痕にキルされてから"ここ"には戻ってこなかった」という事実が告げられ、それを聞いたアトリは”ハセヲにとって自分は志乃の代わりだった”と考えてしまう。
ハセヲもその場に居たがオーヴァンの言うことを否定できず、ショックで走り去っていった彼女をすぐに追うことも出来なかった。

その後、ハセヲに自分を”アトリとして認めてもらう”ために単独で三爪痕の調査を進めて謎に迫る事に成功するも、自分を追ってきたハセヲと突如として出現した三爪痕との戦闘に巻き込まれてしまう。
そして、ハセヲと三爪痕の戦いの後に現れたAIDA「Helen」にキャラデータを浸食され、彼女の碑文である『イニス』と「音」を聞く能力を奪われてしまった。アトリのグラフィックも崩壊を始め、それに伴いプレイヤーである現実の日下千草の身体も徐々に麻痺するようなってゆく
AIDAも彼女の碑文を得たことで爆発的な進化を遂げ、被害規模が現実にまで拡大。その事実は彼女の心に深い影を落としていくことになった。


....それから様々な出来事があったが、Vol.2中盤。何とかハセヲ達の助力により碑文は奪還され、現実での症状も無事完治した。





....のだが







「誰も”私”を見てくれないっ!!」

吐き出せやぁああっ!!


そのすぐ後にから「月の樹」に呼び出され、彼が操るAIDAに感染させられてしまう。

彼は今まで彼女の唯一無二の存在となるべく善良な理解者の演技をしていただけであり、その実は逃げ場を無くした彼女を精神的に追い詰め、自分の忠実な下僕として操るための行動であったという.hack//G.U.中でも屈指の外道であった(その上、榊本人は当然と言わんばかりに罪悪感など微塵も感じていない)。
そして彼により”自分は周囲の人達から邪魔者として嫌われている存在”であること、”自分を必要とするのは榊さんしかいない”という洗脳を受けながら彼女は暴走する。
その結果、榊に操られるまま彼と共に「月の樹」をAIDAサーバー化。さらにはAIDAをバラ撒き続け多数のプレイヤーを未帰還者にしたうえ、果てにはギルドマスターであるをキルしてしまった。

そして、アトリを救出に向かったハセヲが見たものは...。
AIDA空間により再現された彼女の記憶、そして学校の教室で独りぼっちに座っているアトリだった。

彼女は言う、「みんなの言う通りにした」「みんなに頑張って合わせようとした」そうしなければ「友達も両親も、みんな離れてしまうから」「自分を要らないと言うから」。
なのに、「誰もワタシを認めてくれなかった」のだと....。


”お前を傷つける存在を、すべてを破壊しつくせ”と榊は彼女に命令する。アトリも孤独になることの恐れから榊に従い、イニスを覚醒させて召喚。否応なく榊の手駒としてハセヲに襲い掛かってくる。

だが、「”友人”達による嘲笑と侮辱」「母親の怒鳴り声」。彼女の悲痛なまでの惨めな現実をAIDA空間で見せつけられた彼は、スケィスでイニスによる幾多の剣劇を躱し、交えながらもアトリの名を叫び、”そのままの自分で良いのか”と彼女を想う声を必死に呼びかけ続ける。

そして...

がんばれなんて言わねぇよ


アトリも彼が自身を想う声を聞き、AIDAを除去されたのちに自らの意志でイニスを沈静化させた。
それからは、ハセヲからの厳しくも想いを込めた叱咤を受けて少しずつ
”歩くような速さで”
これまでのように規範や他者に依存することなく、彼女は自らの意思で歩み始めるようになってゆく。


リアル

ラストバトル前


「ゆっくりでもいい。諦めずに歩き続けること―――。」

日下千草(くさか ちぐさ)
CV:川澄綾子(リメイク作『.hack//G.U. Last Recode』初回生産限定盤付属ドラマCD『Innocent Call』での担当)
千葉県在住で16歳の女子高校生。野菜が苦手の偏食家だが料理が得意で、好きな食べ物はネギや豆腐も入れたお手製牛丼。
家では3羽の文鳥を飼っておりそれぞれに名前を付けて可愛がっているが、「ブンちゃん」「ハク」「モンちゃん」といった具合にネーミングセンスは無いようである。
また、「アトリ」という名前も同名の小鳥から名付けられている。

実は中学時代に虐められていた生徒を助け、そのせいで陰湿な虐めのターゲットにされ、登校拒否になった過去を持つ。そのため他者に嫌われることを極端に恐れ、それにより自主性を失っていた。
榊とはその時自殺志願サイトで知り合い、彼は親身にメッセージに答え、そして励ましてくれていた。The Worldを始めたのも彼に誘われたのが切っ掛け。
しかしは千草の持つPCが碑文使いPCであることを把握しており、己の野望のために彼女を利用し尽くそうとする。そして中学時代に虐められたトラウマを榊に利用され、結果感情を爆発させて暴走してしまった。

ハセヲに助けられた後は榊との対峙を経て徐々にだが精神的な弱さを克服し、彼女らしく生きられるようになってゆく。
そして自分の守るべき人たちのために、自らの決意で最後まで戦い抜いた。

そんな彼女を三崎亮志乃の代わりなどではなく、一人の女性として好意を抱き始める。そして―――。

ハセアト(リアル)成人したら


G.U.漫画版およびRAGTIME(リマスター版特典の後日談小説)では彼女のリアルの姿も描かれており、上記の偏食っぷりが嘘みたいな長髪ストレートの美人である。

RAGTIME時点では過去の自分を「相手にただ依存していただけ」として既に決別しており、NABでの多忙な職務をこなす亮の身を理解し、彼の負担を減らすべく心配りをしている。

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