ボーイング767
ぼーいんぐせぶんしっくすせぶん
概要
ボーイング社が開発した中型ジェット旅客機。
分類としては「セミワイドボディ機」に当たる。
セミワイドボディとは「機内に通路が2本あるけど大型機用の貨物コンテナが2列に積めない機体」である。
お手頃サイズ(200~300人乗り)で乗務員2名で運航することができる、さらに後継機であるはずの787の生産の遅れもあって、一部の航空会社では767で767を置き換えるなんていう事例もあるとか。って、それどこの0系?
日本においては777や737と並び国内線の主力として縦横無尽の活躍を見せている。
イメージでは747や777でも、実際にお世話になるのはこいつだという人も結構多いはず。
機体
機体は「セミワイドボディ」と呼ばれる、ワイドボディ機よりも少し細身の胴体となっている(乱暴に言っちゃえば、ユニクロの「スリムフィット」みたいなもんである)。
このため機内は通路が2本あるが、大型機用の貨物コンテナを2列に搭載できない。
エコノミークラスの座席は2+3+2の配置となっている。747とか777の3+4+3に比べると少ないが、これは「ミドルマンの悲劇」を最小限に食い止めるためのデザインである。
ミドルマンの悲劇ってのは要するに「3列以上の座席だと、中の列を引き当てちゃった人ってなんか貧乏くじじゃね?要するに真ん中の列って地雷じゃね?」ってことである。そりゃだれでもできれば外が見える窓側の席か、或いは何かと使い勝手のいい通路側と取りたいだろう。そういえば、かつて日本の航空会社ではDC-10辺りで「2+5+2」という狂気の配置があったような気がするが…ミドルマン3列とかどんな嫌がらせだよ…
その「地雷」を最小限に抑えるために2+3+2の配置が採用された。
コクピットの機器は兄弟機である757と共通性を持たせ、僅かな講習のみで乗り換えることが可能とされている。(というより、757はいわば「ナローボディ版767」といえる機体である)
エンジンはゼネラル・エレクトリックCF6/プラット・アンド・ホイットニーPW4000/プラット・アンド・ホイットニーJT9D/ロールス・ロイスRB211を選択可能。このうちJT9Dは747の初期モデルにも搭載された、古い世代のエンジンというのが興味深い。
推力は25t前後であるが、機体の規模からするとかなり大きな推力になるとされている。
777との関係
今では747の事実上の後継機として世界中を飛び回っているB777、こいつは実は「B767の拡大版」的な存在である。(開発時のコードネームは767X)
つまり、乱暴に言えば
- B757:767のナローボディ(通路1本)版
- B777:767の大型版
である。