CV:シャキーラ(英語版, ラテンスペイン語版)(日本語版:Dream Ami)
概要
動物たちが暮らす大都会「ズートピア」のポップスターであるガゼル。
ボディラインと模様は、かのゲレヌクを彷彿とさせる。
「サハラ・スクウェア」に在住。
いわゆる「セックス・シンボル」かと思われがちだが、その実街の「顔」にまで上り詰めたすごいお人。
美貌と実力を兼ね備えた才色兼備の女性歌手であり、圧倒的な知名度と人気を誇る。
ダンスのレベルも「殺人的」と称されるほどで、数多の趣向者を産み出した罪深い存在。
その影響はズートピア中心街のデザインにまで及んでおり、例えばセントラル駅の庁舎には彼女の種族(ガゼル)の角型ポールが建ち並ぶ。
ズートピアで屈指のホテルですら、彼女の公演を呼ぶことはめったにできないほど。
芸能活動だけでなく世の中への影響力も持ち合わせており、(かつての自然界での)捕食者と非捕食者間の差別撤廃や社会の平等性を唱える人道的活動家でもある。
そのため、捕食者への差別の気運が起った際には、率先して集会を行うほど(ガゼルが目の前にいるのに、平気でヘイトスピーチを行う者もいたが)。
ジュディ・ホップスなど一般的な大ファンだけでなく、警察庁受付のベンジャミン・クロウハウザーのような熱狂的なファンも数多く存在し、一見すると堅物と思われがちなボゴ署長ですら彼女のこととなるとキャラが崩壊する。
モデル業や女優としての一面も好調な模様。
ガゼルがモデルをしているブランドの名前は「プレイダ」(プラダと獲物の prey を合わせている)。「プレイダ」の広告には数パターンあり、セクシーさを強調したものもいくつかある。演劇の名前は「Beauty and the Wildebeest」(美女とヌー)。
また、彼女は作品世界の住人の中では靴を履いているという意味でも珍しい存在。
同時に、「髪」を生やしているのも唯一で、これらの点から、他の「人間の特徴を持った動物」にはない「獣人」らしさがある(ウィッグの可能性が大きいが、付けてる意図は不明、「何かになろう」としていたのかもしれない)。
私服はかなりエレガントで落ち着いている。
「ズートピア」の主題歌になっている「トライ・エヴリシング」は彼女の持ち歌で、農村出身の新米警官ジュディ・ホップスのお気に入りの曲という設定である。
ガゼルのその他のリリース曲
- Let It Goat (レット・イット・ゴート)
- Part of Your Wool (パート・オブ・ユア・ウール)
- Can You Feel the Fur Tonight (ファーを感じて)
- Ara-bunny Nights (アラバニー・ナイト)
その他
彼女のバックダンサー達は、アムールトラまたはカスピトラのような非常に大きく筋肉質な身体をしている。ボディガードも兼任している模様。
自らよりも大きなトラに囲まれながら踊るというのは、彼女の理念である「肉食動物と草食動物の共生」を表現している。
ちなみに、このトラ達もハンサムで強そうなのでかなり人気がある。
某ジャングルの殺し屋から毒気を抜いて某食品業界のあいつを混ぜた感じがするという声もあるが。
また、モブ達は顔が似ているので仕方ないが、実はジュディの同僚がバックダンサーのバイトをしているのでは?という声もある(どちらもフレンドリーで素敵なスマイルをお持ちだが、バックダンサーの方が顔が濃くて少し輪郭がガッチリしている印象があるので何とも言えない)。
というか、この映画のトラ達はモブに至るまで全員イケメンで常にスマイルの良い人である(ジュディが初めて来署して挨拶した際も、トラだけは笑顔だった)。
また、エリートの警察達にプロのダンサーを掛け持つ時間とスタミナがあるのか&本職の方で許可を出すのかは疑問だが。
ちなみに、ジュディの初出署時にスマイルをくれたベンガルトラは、ボゴ署長に負けないガタイを持つが、「Fangmeyer」という名のメスらしい。
なお、誕生日を祝ってもらった象「Francine Pennington」も、同僚からパンチされていたがメスである(牙がないので見分けられる)。
名前
種族名がそのまんま名前になっているが、本名なのか芸名なのかは不明。
「Adelle」という名前が本名なのではないかいう可能性が挙がっている。
作中でも、種族名がキャラクターの名前に使用されているのは、ボゴ署長やライオンハート市長、オッタートン夫妻、ウィーゼルトン、ヤックス、フィニック、日本語版限定キャラクターであるマイケル・狸山などがいるが、その中でも彼女だけは捻り無しの直球の名前である。モブというかサブキャラにも直球はいるが、彼女ほどではない。
背景
衣装を含め全体的に、声優を担当したシャキーラにキャラクター性が近い。
あとは、マリリン・モンローやアヴリル・ラヴィーンの様な往年のスター達の雰囲気もあるだろうか(セレブ達のキャラクターがある程度似るので、誰かをモデルにしても他の誰かにも似るのは仕方ない)。
細身の体なのにヒップが大きめなのは、シャキーラ本人が「私と違って体が細すぎるから、監督にせめてお尻を大きくしてってお願いした」とのこと。
ちなみに、皮肉だがシャキーラは普段は靴を履かない。
シャキーラは、英語版とラテンアメリカンスペイン語版で担当していて、今回唯一のケース。
また、実は一瞬だけシャキーラ本人がゲスト出演しているという声がある。
関連イラスト
関連動画
日本版
オリジナル版
劇中に登場したアプリの元動画
関連タグ
関連キャラクター:ジュディ・ホップス
外部リンク
性別について
日本では、一時期ガゼルがオスなのでは?という説が出回っていたが、この度ファンが監督に真偽を問うたところ、**正式に雄説が否定された**。
よって、以下の部分はもはや必要ない考察なのだが、残すか削除するかはご判断にお任する。
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実は、ある理由からオス疑惑が出ているが、このガゼルがトムソンガゼルか他の種類かで事情は変わってくる。彼女には、トムソンガゼルのお腹の模様がないので普通に考えればダマガゼルやリムガゼルなどに思える(リムガゼルなどは無地で彼女の毛並みに近い)。が、彼女の角は雌でもそれなりの角があるダマ種にしては長すぎるし形もトムソン種寄りである(付け角やボディペイントをしている可能性も十分に考えられる)。…と思われたが、実は雌にも個体差があり立派な角がある場合もあり、トムソンガゼルでもそれなりの角が生える。
アラビアンガゼルが見た目や服装的に、また、どことなくドバイっぽい街の雰囲気的にも合ってるという意見も。
確かに、オスである方が「誰でも何にでもなれる」というズートピアのモットーと合致するし、彼女が「差別」に対して敏感で自ら闘ってきた理由付けにもなる。ズートピアでは、実は捕食者の方が(過去の歴史問題などの為に)マイノリティ-で被差別側であり、その影響で草食動物への不満を募らせて虐げるケースもあったのが、彼女が奮闘したからこそ偏見や問題が減ってきたらしい(被捕食者側も普通に雑食や捕食をするのはご愛嬌)。
- 初期デザインによると、現在のズートピアの位置が、草食動物(シマウマ)と肉食動物(ライオン)が戦争を止めて平和協定を結んだ地らしい。だから「ズートピア」とは「楽園」である「ユートピア」であり、彼女の愛する意味のある土地なのだ。変貌していくズートピアへの彼女のコメントには、深い想いが一層引き立っている。そうすると、何故ガゼルがあそこまでの人気と社会的影響力を持つのか、なぜ街のシンボルの一つがガゼルの角なのかにも納得がいく。また、名前が「ガゼル」なのも意味深になってくる…。
だが一方で、劇中では他のガゼル族は見られなく比較対象がいないのもあるが、他のガゼルや動物達からは雌雄の見分けが簡単にできる可能性もあるし、動物なので性別はフェロモンで区別できる可能性もある。仮にガゼルがオスならば、現実的に考えて、あれだけメジャーになった彼女の出自に関する上記の考察事項なぞ誰でも知っているだろう&そうなれば、オスのファンがあそこまでいないだろうし、バランスを考えてメスのバックダンサーを雇う可能性もある。また、制作段階でモデルであるシャキーラ自身が「もっと臀部を大きく」という要求を入れたことから、メスである点を強調しているとも考えられる。デザインの段階では、角も腰つきもダマガゼルのメスっぽかったのもあればトムソンガゼルっぽいのもある。最初期のデザインは、マリリン・モンロー風だった。ただ、いくらなんでも骨盤の矯正まではやらないだろうに…。
他にも、仮にあの角が本物だとしても、彼女が奇形や混血の生まれの可能性もある(実際に、自然界でも2本の角を持つメスのイッカクなど凄い例はいくらでもある)。この場合でも、彼女が経験してきたであろう過去の体験から「差別」を嫌うという方式も成り立つ。複数の亜種の混血だから「ガゼル」、または、実はインパラなど別生物の血が濃いがアイデンティティーはガゼルなの「ガゼル」、という可能性も浮上してくる。
いずれにしろ、彼女が根っからの善人であることは間違いないし、たとえ何もなかったとしても彼女なら差別や格差に反対していたであろう。これまでに努力してきて経験したり見聞きしてきた事象や社会の在り方に心を動かされたという可能性も十分にあり得る。
そして、彼女のコンサート会場のセットはやはり「角」。もはやアイデンティティーであり、弱点やコンプレックスを武器や自信に変えた、と取れなくもない。
なお、これらはあくまでもファンによる憶測の域を出ない&公式の発表など一切ないので、一つの考え方として見ていただきたい。イメージを壊されたとお嘆きの方、一か月もすれば忘れるので大丈夫です。それでも気になる方、ディズニー本社にお尋ねください。
ちなみに、この話題、海外では全く話題になっていない。ごく僅かなもんである。
ぶっちゃけ、海外の方が動物の形態学への知見などには秀でているので、彼女の角を見ても何にも不自然に思わなかった or 議論に発展するまでに至らなかったのかもしれない。